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【料理日記第3週目】料理することについて考えてみた(2019.5.6〜5.12)

料理を作って食べて写真に撮って振り返ること第3週目。
そのプロセスを通じて、何を食べたいか・何を作りたいと思えるかはその時の気分にかなり左右されるということに改めて気付かされた一週間だった。

今週は料理の記録だけでなく、そんなふと感じたことも記していきたいと思う。

●5月7日(火)パンケーキ(朝ご飯)

4月に春日部のオークウッドを訪問した際に自分のお土産に朝食用パンケーキミックスを購入していたので、この日は朝食にそれを使ってパンケーキを作ってみた。

甘さ控えめの全粒粉の入ったお食事パンケーキミックスだ。
同封のレシピ通り作ってみると、膨らむ力がとても強く弾力があり、ただ焼いただけなのに厚さ約2cmの分厚いパンケーキができた。感動!

ふかふかのパンのようで、でもしっとりしていて食べやすい。
「ハムとシュレッドチーズを乗せてオーブントースターで焼いて食べたり、半分に切って中に切り込みを入れ、ピタパンの容量で中に具を入れても美味しくオススメです」とレシピ横にオススメの食べ方も載っていた。
そんなの美味しいに決まっている…!

こちらの裏面にレシピとオススメの食べ方が載っています

一袋600g入っていて、12枚〜15枚は焼けそうだ。アレンジも自由自在とは、何とも嬉しいパンケーキミックス。
オークウッドがまたさらに好きになりました。

●5月7日(火) 冷しゃぶとひじきの煮物(お夕飯)

この日は暑かったので夕飯は冷しゃぶにしてみた。
簡単かつさっぱり頂けて美味しく、栄養バランスも良いので暑くなったらよく作る。

ひじきの煮物は母の手作りで、仕事から帰宅後ものの30分であっという間に作ってしまった。ひじきは缶詰を使い、乾物を戻す手間もなし。大豆の水煮もパウチタイプを使い、あとは人参と油揚げを切るだけ。
簡単なのに、いつも本当に美味しい。ほっとする味でいくらでも食べられる。

母は煮物が上手だ。
ひじきの煮物もなすと厚揚げの煮物も大根の煮物も里芋の煮物も、ぱぱっといとも簡単に作ってしまう。長年の経験とはこのことなのだろうなと思うし、母の料理の腕にはかなわない。

わたしがぱっと作れる煮物と言えばカボチャの煮物となすと厚揚げの煮物くらいで、他の煮物は何だか味が決まらず、できあがってもこれでいいのかなとイマイチ自信がない。
まだまだ修行が足りないのは分かっている。でも、母のひじきの煮物も食べたい。
何ともありがたい葛藤だ。

●5月8日(水) ささみと大葉のフライ、かぼちゃのスープ

この日は日中出かけていたので、伊勢丹のデパ地下にある神戸コロッケでささみのフライを買って帰宅した。

前日に訪れたスーパーでかぼちゃが安かったので、かぼちゃのスープも作った。
かぼちゃのスープはレシピを見ずに作れるレパートリーの中の一つだ。家族も美味しいと喜んでくれたので嬉しかった。

一人暮らしの頃、自分の作った料理の味を確かめるのは自分だけだったので、誰かに味の感想を言ってもらえることがありがたい。
複数の人の舌で確かめてもらい指摘されることで気付くこともあるし、単純に、誰かに褒められたら嬉しい。

●5月9日(木) 鶏もも肉のつけこみこんがり焼きと鶏つくね

この日のメインは鶏肉のつけこみこんがり焼きと鶏つくねを作った。
こんがり焼きは『おかずのクッキング』213号の浜内千波先生、鶏つくねは土井善晴先生のレシピだ。

浜内千波先生のレシピはヘルシーなのに味付けが物足りなく感じない。このこんがり焼きは醤油、砂糖、塩に鶏もも肉を最低30分漬けてフライパンで蒸し焼きにするだけ。
からあげ用の鶏肉を買えば包丁を使う手間もなく、朝つけておけば夜焼くだけだし、調味料と時間がお肉を美味しくしてくれる。

土井善晴先生の鶏つくねは、『土井善晴の和食アプリ』で見つけたものだ。
市販の鶏つくねよりも柔らかく、そして味付けもあっさり優しい味わいだった。

ただ、この日あたりからもうじき始まる旅のことが段々不安になり、頭がいっぱいになってきた。
そんな気持ちが拭えないまま鶏もも肉を切っていたら、包丁がすっと左人差し指の爪に当たり少し切ってしまった。
幸い血も出ず爪を切ったのみだったけれど、包丁で指を負傷するとは。完全に自分の不注意なのだが、気持ちが凹んでしまった。

作業がいつも通り進められるということは、当たり前のようで難しい。
料理は自分のその時のコンディションが多いに反映される。

(メインが少なめですが、夜はそんなにお腹が空いていなかったのでサラダを多めに食べました)

●5月11日(土) ブランチにパンケーキ

ブランチを兼ねて冒頭のパンケーキミックスでパンケーキを食べた。

気分を変えようとクロスとお皿を変えてみたが、パンケーキを美味しそうに撮るのはやはり難しい…。パンケーキをもう少し小さめに焼いて、重ねて撮ってみても良いな。切った断面も撮ってみて、分厚さが分かるようにしても良いだろう。チーズを乗せてもいいな。

●今週の振り返り

自分でもある程度予想は付いていたが、旅の出発が近付くにつれ不安が募り、料理に100%集中できなくなってしまった。

そんな余裕がない時には、自分自身が作りやすいメニューを選んでいることに気付いた。

パンケーキ、冷しゃぶ、かぼちゃのスープ、鶏肉のつけこみこんがり焼き。
どれも一人暮らしの頃からよく作っていたので作り慣れている。
そして何よりわたしが好きなメニューだ。

何度も作っている料理は頭と身体が手際を覚えていて、作る時間も短縮できる。
回数を重ねているので完成度も安定している。
そして、自分が何度も食べている=好きということだ。
自分が安心して食べられる味でもある。

作り慣れている料理が少しでもあると日常の食が豊かになるし、時間短縮・食費軽減と良いポイントばかりだ。

料理というと大きなことに聞こえるが、目玉焼きは自分の好みのかたさで作れる、コーヒーは自分の好みの濃さで入れられる、パンケーキを裏返すタイミングが分かるとか、そんなことが少しでもあれば良いのだと思う。
そんな自分でできることが徐々に増えていくと同時に、ぱぱっとできるレベル自体も上がっていく気がする。

料理を自分でぱぱっと作れる人は本当にかっこいい。
そして、美味しい料理は一緒に食べる周りの人を幸せにする。

料理上手は、周りの人も自分自身も幸せにできるヒーローだ。
わたしも一歩でも早く、そんなヒーローになりたい。



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