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活動休止じゃなくて、おやすみです

先に言っておこう。やめるわけじゃないぞ。

fragment edge No.7『QuartZ -クォーツ-』明日で千秋楽です。千秋楽前に伝えたくて、文章を書いてます。現場で「活動休止残念です」と言ってくれる方に向けて。

「おやすみ」という表現を使ったのは、「活動休止」というと「もう一生やらないんじゃないか」というネガティブな印象を与えてしまうかなと思い避けたためですが、言葉の意味合いはほぼ同じですので誤解を与えてしまいましたね。申し訳ありません。今回折り込みフライヤーにも書かせて貰いましたが、充電期間を頂くということです。(つまり団体は続くよってこと)

なんで今回「おやすみ宣言」するか……というと、そう公表しないと僕たちはやすめないなと思ったからです。今まで何度も何度も立ち止まろうと思ってきました。でも、その度にアイディアや企画を思いついたり、ありがたいことにお話を頂いたりして、休むはずだった期間に活動してしまうことが多々ありました。

基本やりたがりなので、やりたいことはなんでもすぐやっちゃうタイプなのですが、僕が考えている以上にfragment edgeという団体に求められるものが増えてきたこと、そして僕の作品に対するスタンスが変わりつつあること。これらを整理しなくては、前に進めないと判断しました。

今回の「おやすみ宣言」は公言することで、強制的にやすみを作る、というものです。ごめんね。まだ作品を作り続けるよ。『QuartZ -クォーツ-』のパンフレットの対談にも書きましたが、たとえ、もう誰にも響かなくなっても、誰にも見向きされなくなっても、僕が世界と繋がることを諦めない限り作品は作り続けます。だって考えたいこと悩みたいこと生み出したいこといっぱいあるもん。アマでもプロでも、作品を発表することを否定する権利は誰にもないです。

どれくらいの期間になるかはわかりませんが、充電したあとfragment edgeは生まれ変わる予定です。この時代に生きる僕たちが表現したいことをはっきり提示できたらいいな。意外に復帰が早かったらごめんなさい。先に謝っておきます。

日頃fragment edgeを応援してくださる皆様には本当に感謝しております。未熟で至らない点も多々ありますが、それでも優しくマナーを守って観劇してくださる皆様のおかげで、こうしてまた明日も劇場でお芝居をつくることができます。過去作品からずっと追いかけてくれてありがとう。楽しんでくれてありがとう。みんなのためにもいっぱい考え続けますね。

明日の千秋楽で「fragment edge第1部完」となります。次に始まる「fragment edge第2部」まで少々お待ちいただければ幸いです。今まで以上に新しい世界をみせていけるように頑張っていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。

今上演している『QuartZ -クォーツ-』は蜃気楼のような作品です。見出せば光がみえてきます。いろんな角度で見ることで、新しい発見があるはず。先に進みたい僕の意思をたくさん入れました。あなたのこころに届くものがあればいいなと願って、明日も劇場でお待ちしております。

<本公演に折り込んだおやすみチラシ>


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