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子連れ戸隠神社-奥社への登山-

Togakushi shrines in Nagano prefecture

雑誌でみた戸隠神社の杉並木を見てみたい!と思ってやってきました。
関越道から上信越自動車道で約4時間、あと5分で到着というところで息子は車酔いで嘔吐しました。
もう少ししたら車酔いするかな…と思っていたら、3歳目前で始まりました。

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早朝出発で昼前到着だったので、山登り前に参道入口の「そば処 奥社の茶屋」でランチタイムです。
人気店な上に席数を減らしているようで正午前でも4組待ちでした。

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蕎麦の香りがしっかりとした手打ち感のある素朴な味わいで、子どもも「美味しい!」とむしゃむしゃ食べていました。

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早速、戸隠神社の奥社への参道を進みます。
すでに杉の木はそこかしこにあり、この時点でも杉並木の雰囲気はあります。
戸隠神社の公式サイトによると、奥社への道のりは片道2kmで、随神門までは平坦な道だが、門からは勾配がきつくなり、自然石混じりの石段を登って行くとのこと。
サンダルに軽装出来ている人もいれば、トレッキングの服装で熊よけの鈴を鳴らす人もいて、道のりが険しいのか否かが判断できませんでした。

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ここが随神門!朱色の建物と屋根に映えた草木が、宮崎映画の世界のようです。

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門の前には杉の巨木が列をなしていて、その杉並木は圧巻!
山奥で厳かな雰囲気があり、この日は霧も出ていたので神秘的な空間が広がっていました。

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しかし、すぐに山道になり険しく石のゴツゴツとした階段を登ることになります。
ここで息子は肩車になりました。周囲の幼児たちもお父さんに抱っこやおんぶだったので、小さな子どもが自力で進むには険しい道でした。
登山の服装は必要ないですが、少なくともサンダルやヒールでは登れないので、スニーカーで訪れたほうがベターです。

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奥社は小さな社殿で、登山者が参拝の列を作っています。
この奥社には天照大神が籠もった「天の岩戸」をこじあけた神様が祀られているそうです。

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下山はサクサクと進んだのですが、スタート地点を目前にして息子が寝てしまいました。
体重15kgを抱っこで歩くのは、男手でもキツいです。
最後は参道入口にある「奥社前 なおすけ」でクマザサのソフトクリームを食べて糖分を補給しました。

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それから戸隠神社の中社でも参拝しました。
こちらは戸隠の門前町の中心にあるので参拝客も多く、地域の信仰と結婚式といった冠婚葬祭の場としても使われているようです。

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門前町は昔ながらの宿とお土産屋、蕎麦屋がポツポツと立ち並んでいます。
徒歩圏にコンビニや夜営業している飲食店は無いので、日帰りか宿での飲食になります。

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今回の宿は中社から徒歩5分の宿坊「横倉」です。
明治初期に建てられた茅葺屋根の建物で、滞在時は残念ながら屋根の葺き替え工事中で全貌を見ることができませんでした。

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館内はかなり年季を感じるつくりでしたが、できるかぎり丁寧に使っていると思います。

宿というよりは「田舎のおばあちゃん家に泊まりに来た」というノリに近いです。
お食事もご主人が手作りした家庭的なお料理で、地の野菜を使った素朴な味わいでした。
白米をお櫃で出してもらうのですが、特別食味が良いお米ではないけれど、なぜだかご飯が進んでたくさん食べてしまいました。
農家の祖母が言っていた「ご飯は育った土地の水で炊くのが、一番美味しい」という言葉を思い出しました。

ただ、古い建物なので全体的に寒いです。
戸隠は山の中にある集落なので、初秋でも10度を下回る日があります。
そんな日はひんやりとした空気が廊下はもとより、お部屋にも入ってくるので結構寒いです。
冬は暖房が入るそうですが、それでも寝間着に温かい服を持っていくと良いと思います。

戸隠は杉並木を見るために訪れる価値のある場所だと思います。
あの荘厳な空気感、圧倒的な迫力は国内外でも他に見ることができない景色です。

ただし、小さな子連れだと険しい道程なので、杉並木で引き返すか、親の体力をつけるかの二択です。
奥社への参道は(今のとこr)三密が避けられる環境なので、今どきの観光スポットとしておすすめですよ!

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