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6. イタリア・フィレンツェ&ピサの斜塔

ヴェネツィアを午後に出発して、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅には夕方に到着しました。2泊3日の滞在でフィレンツェでは芸術鑑賞を中心に観光しました。

ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)住所: Ponte Vecchio, 50125 Firenze
Web: firenzeturismo.it

まずはフィレンツェ最古の橋、ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)のお土産屋通りを往復。大好きな小説、ダウ・ブラウンの「インフェルノ」に登場した場所で、この建物を走り抜けた主人公を想像しながら歩きました。

ミケランジェロのダビデ像(David di Michelangelo)は360度完璧なプロポーション!どこから見ても美しく、傑作と言われる所以がわかります。アカデミア美術館は少し並ぶので、できればチケットを事前予約がベターです。

アカデミア美術館(La Galleria dell'Accademia a Firenze)Tel: +39 055 294883
住所: Via Ricasoli, 60, 50122 Firenze
Web: galleriaaccademiafirenze.beniculturali.it

フィレンツェでも人類の最高傑作級の美術品を多数所蔵するウフィツィ美術館へ移動しました。こちらは時間指定のチケットを持っていても並ぶので、事前予約は必須です。

ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
Tel: +39 055 294883
住所: Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze
Web: https://www.uffizi.it/en/the-uffizi

ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品「プリマヴェーラ(Primavera)」があり、これ知ってる!と凝視しました。

さらには同じボッティチェリの作品で世界中で非常に有名な「ヴィーナスの誕生(La Nascita di Venere)」も展示されています。他にもダ・ヴィンチの「受胎告知」など、教科書に載っているくらいの歴史的な作品が、とても広い建物にこれでもかと展示されています。

フィレンツェはメディチ家のお膝元で、この美術館もそのコレクションを元にして展示されているそうです。素晴らしい作品が適切に管理されて、適正な方法と条件で見ることができるのはとてもありがたいことです。

フラ・アンジェリコが描いた「受胎告知」を見に来ました。この美術館は元々修道院で、今でも建物の壁面に多くの宗教画が残されています。その中でも、この作品は柔らかなタッチで描かれており、その幻想的な雰囲気は別格の素晴らしさがあります。

サン・マルコ美術館(Museo nazionale di San Marco)
Tel: +39 055 238 8608
住所: Piazza San Marco, 3, 50121 Firenze
Web: polomusealetoscana.beniculturali.it

他の美術館と比べると見劣りするのか、見学者はあまり多くありませんでした。しかし、ここでは宗教画が修道院での日々の祈りや暮らしにどう関係し影響しているのか、ということが少しわかるような気がします。西洋美術に感心のある方であればきっと楽しめることでしょう。

フィレンツェの町並みを見渡したいならヴェッキオ宮殿のタワーに登ると良いそうですが、ベビーカーなので外観撮影だけ。館内の美術館にはミケランジェロの彫刻も展示されているそう。

ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)
Tel: +39 055 276 8325
住所: Piazza della Signoria, 50122 Firenze 
Web: firenzeturismo.it

フィレンツェを象徴する赤いドーム型屋根のドゥオモも時間不足で内部はスキップ。本当はジョットの鐘楼にも登りたかったけれど、基本階段と石畳のヨーロッパではベビーカーだと難しいケースが多かったです。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)
Tel: +39 055 230 2885
住所: Piazza del Duomo, 50122 Firenze
Web: ilgrandemuseodelduomo.it

それからピッティ宮殿ボーボリ庭園を散策しました。メディチ家の邸宅だった建物と、とても広大な敷地の庭園です。庭園は起伏のある土地を美しく整備してあり、高台からはフィレンツェを取り囲む山々が見渡せました。

ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)&ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)
Tel: +39 055 294883
住所: Piazza de' Pitti, 1, 50125 Firenze
Web: https://www.uffizi.it/en/pitti-palace

後半のスポットをスキップし続けた理由はこれ!フィレンツェの町並みが真っ赤に染まる日暮れにミケランジェロ広場に到着したかったからです。

ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)
住所: Piazzale Michelangelo, 50125 Firenze
Web: visitflorence.com

急いだ甲斐があってオレンジ色の屋根が連なる町並みが色づく様子を見ることができました。観光客が集まる時間にあわせてストリートパフォーマーの演奏が始まったりと、素敵な雰囲気の中で夕暮れを鑑賞できました。

翌日はフレンツェでレンタカーを借りてピサの斜塔を見に来ました。フィレンツェ~ピサ間は鉄道もありますが、2時間ほどのドライブなので車にしました。
ピサ近くのルッカという町まで高速道路も整備されていて、ほとんど混むことなく昼前に到着しました。

ピサの斜塔は大聖堂に付随した鐘塔なのですが、建物は思った以上に傾いていました。
鐘の音が傾きに影響が出るということで、鐘塔なのに鐘の音はスピーカーから流れるそうです。一時期、傾きすぎて補修したそうですが、それでも不安なくらいの傾き加減です。

ピサの斜塔はすぐに見終わるので、帰り途中にフィレンツェ郊外にある高級ブランドが集まるアウトレットモールへ寄ってみました。
ちょうどクリスマスシーズンで、特設の遊び場もあって息子も楽しそうでした。

ザ・モール(The Mall)
Tel: +39 055 8657 775
住所: Via Europa 8, 50066 Leccio Reggello (FI) Toscana
Web: firenze.themall.it

ここで息子のGUCCIのTシャツを€40でゲットしました、ホクホク。他にもPRADAのニットが€300くらいと、頑張れば買えるくらいの価格で揃っていました。
フィレンツェからシャトルバスも出ているようです。

レンタカーを返してから予約していたディナーのお店へ向かいます。

フィレンツェ名物の料理といえば炭火でカリッと焼き上げた大振りなTボーンステーキ「ビステッカ・フィオレンティーナ」です。
フィレンツェにあるビステッカの銘店の中でも、大衆的な雰囲気で日本人にも人気のお店へ行きました。

トラットリア ソスタンツァ(Trattoria Sostanza)
Tel: +39 055 212691
住所: Via del Porcellana, 25/R, 50123 Firenze
Web: facebook.com

主人は何度か来たことがありこのお店でビステッカの虜になったそう。
それも納得!
お肉は500gから好きな量を指定できるそうですが、お店のおすすめは断然1キロ以上!と言うことで1キロのビステッカを注文しました。
旨味が閉じ込められた赤身と程よい歯ごたえがたまりません。東京で食べたことのあるビステッカとは大胆さも旨味も比べ物になりませんでした。
残念ながらこちらのお店も毎晩予約で満席状態。頑張って電話で予約して訪れてみてください。ここもその価値はあります!

お肉でお腹いっぱいになったら荷造りをして就寝。
明日はローマへ向かいます。

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