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ノーベル賞授賞式

12月10日はアルフレッド・ノーベルの命日であった。本来ならばノーベル賞授賞式が行われるはずであるが、COVID-19パンデミックのために、昨年に引き続きオンライン開催ということになった。

授賞式なんかに興味はないが、世界の何処かに、量子力学と生命の関係を解明して、量子力学に基づく治療理論を確立させた人物がいたら、その人物は必ずやその場にいることだろう。それは医学をパラダイム転換させる、医学の歴史において最も重要な理論といってよい。

「波動医学」や「振動医学」と称する、振動発生装置と細胞や臓器との共鳴による治療理論が「量子医学」であるという主張がある。しかし、細胞や臓器は量子ではない、固有振動数があると仮定しても、量子である原子や電子振動数とは全く異なるだろう、共鳴が起きるはずもなく「量子医学」とはいえない。量子力学に基づくならば、「量子効果」という量子力学特有の現象が現れる、単に共鳴するということだけでは量子力学を適用できない。

このような「ニセ量子医学」のために、熱や磁気によるタンパク質分子の「構造相転移」という現象が「量子効果」であることが無視される憂き目にあっている。とくに、静磁場によるタンパク質分子の機能制御がどれほど重要な理論であるか、誰も考えようともしない。宇宙論における天動説から地動説への転換、万有引力による力学の統一を併せたくらいの意味があるだろう。                                日常経験する病気のほとんどは、「量子磁気医学」という1つの治療理論だけで治すことができる。うつ病も、喘息も、肝炎や過敏性腸症候群、線維筋痛症も、磁気を加えるだけでよい。いまだに分類学レベルの現代医学は、天動説のように間違った科学にすぎない。