生体分子機械と呼ばれ、生命現象を進行させるタンパク質分子は、官能基と骨格構造からなる複合分子である。現代医学の主たる治療法である薬物療法では、機能を発現する官能基に小さな化合物を結合させて機能を調節する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目標としていない分子や部位に結合するとか、効果が現れなかったり、強く効きすぎる、副作用があるなど、過不足なく正常化させることは難しい。モグラ叩きの対症療法が何年も続けられ、苦しんでいる患者がどれほどいることだろう。現代医学の科学性に多くの患者たちが疑問を持ってはいても、彼らがそれに代わる治療法を見つけられるわけではない。

一般論として、機能を持つだけでは機械とは言えない、その機能を制御する仕組みを有していてこそ機械といえる。現代医学における薬理学は、この原則に反している。タンパク質分子も機械であるならば、官能基を制御している仕組みがなければ、おかしな話ということになる。したがって、官能基を化学的に調節する薬理学は根本的に間違っている、これこそ現代医学が「不確実性の科学」になった原因ではないのか。

タンパク質分子に官能基を制御する仕組みがあるならば、それを正常化することによって病気を治すことができるだろう。生命現象が正常に進行するためには、タンパク質分子が特定の立体の立体構造になっていることが必要である。つまり、病気はタンパク質分子の機能異常によって起きるが、それは特定の立体構造から逸脱した状態であることを意味する。すると、元の構造に復元できるならば治癒するのではないか。

機械の機能は構造によって決まるが、タンパク質分子では、骨格構造が決まれば分子全体の構造が決まるという関係になっている。分子の構造が決まれば官能基の機能が決まる。つまり、骨格構造の構造変化は官能基に対して、アクセルとブレーキに相当する機能を持っているのではないか。骨格構造は同じ原子配列の繰り返しになっているので結晶構造といえる、結晶では結晶の大きさが異なっても物理的性質は同じになる。すると、骨格構造の大きさにかかわらず、同じ方法で異なる多くのタンパク質分子の官能基の機能を制御できるだろう。

結晶構造の構造変化は「構造相転移」と呼ばれ、物質科学の基本法則である量子力学に基づく、物性物理学という分野において研究されている現象である。永久磁石からの静磁気を加えることによって、骨格構造を制御するのが最も簡単で確実に治療することができる。紛らわしい名称があるので、この治療理論を「量子磁気医学」と呼ぶことにした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　物理的現象ならば物理法則に従っているので、確率論ではなく決定論として扱われ、不確実性は解消される。骨格構造は、分子全体の構造を決めるとともに、官能基を制御する機能を併せ持つので、骨格構造を制御できれば確実な治療が期待できる。薬物が不要であれば、副作用のない治療が可能となる。

物理的現象には、「斉一性原理」が適用される。同じような条件下においては同じ現象が起きるという、証明することはできないが、否定できない経験則である。科学はこの原理を前提としており、これが否定されない限り科学の体系は安泰であり信頼してよい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　物理法則は場所や時間が異なっても成立する。すべての人間を等しく貫いているので個人差などはない、症状による違いも考慮する必要はない、すべてのタンパク質分子の機能制御は同じでよいだろう。したがって、１つの理論を理解すれば、原因、症状、病名、部位などに関係なく治療することが可能となる。３０年以上に及ぶ自己実験において、極めて強力で即効的であることが確認されている、これまでに例外となる症例は皆無である。遅かれ早かれ現代医学に取って代わることになる、それが科学的に正しく、地動説といえる「量子磁気医学」という治療理論である。

「振動医学」や「波動医学」も「量子医学」を称するが、こちらは、事実も、法則に基づく根拠もないので、騙されないように注意しましょう。

この磁気治療は、患者が自分で即効的に完治させることができる治療法です。科学的に正しい治療法であるから、あれこれ疑う必要はない。詳細は、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』を読んでみよう。こちらのブログから検索してください。　　「新・とんでも医学備忘録」

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