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量子医学の定義

生命現象には量子力学が関与している、生体内の現象は単なる化学反応の集積ではない。量子力学に特有の現象である量子効果に従って生体内の秩序が形成され、多くの化学反応が同時進行することができる。

そのような化学反応が正常に進まず、低下・亢進した状態が病気ということであり、元の状態に戻す行為が治療ということになる。そのためには、量子力学を応用するのが最も確実であり、副作用もなく即効的に完治させることができる。そのような治療理論を量子医学ということにしよう。そのなかで、磁気を加えて正常化させる理論を量子磁気医学とする。

したがって、生体内の量子効果に基づかない治療理論を量子医学とは呼ばない。例えば、ガンに対する重粒子線治療は、治療機械が量子力学に基づいてい作られているのであり、生体内の量子効果に基づいているわけではない。このような治療法に量子医学を冠することは適切ではない。そのような学会もあるようだが、紛らわしいので違う名称を考えていただきたい。

ましてや、生体内の量子効果に基づいていないにもかかわらず、量子医学を称する波動医学や振動医学はニセ科学である。メタトロンなどの器械で生体内の化学反応を正常化することなどできるはずもない。正しい定義を理解していれば騙されることもないだろう。

なお、ここにおいて論じている病気とは、タンパク質分子の機能異常に基づく病気に限定している。