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Data Driven Running

仕事で日本の様々な地方に出張することが多い。
ビジネスホテルに泊まり、次の朝仕事前に知らない土地をランニングするのが小さな楽しみになっている。
習慣化の敵は飽きであると思う。
知らない土地を走ることはフレッシュで、走る楽しさをまた思い出させてくれる。その気になればいつでもどこでもできることがランニングの魅力の一つだ。

そんなランニング生活に欠かせないもの、Apple WatchとNike run club(NRC)。
走るときはApple Watchを腕に巻けば、なんでもできてしまう
・走り始めると勝手に計測スタートし、止まると勝手に計測をポーズする
・どこを走ったかをGPSで計測し、マッピングしてくれる
・何キロ走ったかをGPS?で計測し、記録してくれる。
・1キロ毎に、あんたのペースは何分だよと女の人が囁いてくれる。
・時計の裏側にある光学式の何とかで、脈拍をグラフ化してくれる
・累積の距離やベストタイムを出すとキラキラのバッジをくれる
・喉が渇いた?セブンに行って電子マネーで飲み物まで買える。

陸上部だった高校時代のことをふと思い出した。あの頃は大変だった。
・今日走るコースの距離を測るために、警察が現場検証で使うようなコロコロを持ち、最初から最後まで歩く。
・歩いてる途中、1キロ地点にチョークみたいなもので印をつける
・当時最高だと言われたTimexのトライアスロンアイアンマンという時計を腕につけてやっとランニングスタート
・どこを走ったかは記憶に残す
・脈拍?感じろ。
・30分前に道路に書いた1kmマークを見て時計をピッと押し、ラップタイムをとる
・バッジはもらえないが、ランニングの日誌を見返し自分自身の心に勲章を与える。
・雨が降った時のシャワーランは最高だ。上を向けば水分補給になる。

20年前に比べ、手軽に収集できるデータは質量ともに飛躍的に向上した。
ロジカルに自分のランニングを分析し、練習に生かすことができるであろう。

しかしデータにばかり踊らされ、成績が伸びないランナーも多くいると言う。

あるベテランランナーの言葉を思い出した。

今のランナーは走行中にチラチラと時計を見てペースを気にしているようだが、どんなペースかは自分の体が一番わかっている。
ランニング中は自分の体との対話を一番大切にすべきなのだ。

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