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そんなペルソーナー

マーケティング業界でよく使われる言葉で、
ペルソナという言葉がある。
企業の商品やサービスをPRするにあたって、
ターゲットとする顧客像、それがペルソナである。

何を狂ったか、というか狂っているのだが、
ITストラテジストという高度情報処理技術者試験に挑戦することになった。
やってみたシリーズのYoutuberとなり、
副収入を得ようという打算的な目的である。

午前の試験はマークシートで、
ITストラテジストとしてふさわしい知識を持ち合わせているかを試される。
午後の試験は論述と論文、つまり筆記となっており、
ITストラテジストとしての考え方や論点を試される。

今日読んだ参考書の一文で興味深い一節があった。
「ITストラテジストらしくストラテジックに論じれば正解できる」
わかっとるわいそんなこと。

つまり私にとっては、ペルソナを演じるという経験である。
子供の頃にやった、なんとかごっこに似ているような気がする。
ITストラテジストではない人間が、
ITストラテジストになりきって論ずる必要があるのだ。

中小企業診断士を一発でオパパしてしまったエビ先生曰く、
中小企業診断士の二次試験に通ずるものがあるらしい。

普段から大人の美女とお医者さんごっこをしたら、
どんな感じでムフフしようかとイメトレしているミスターセンクスにとって、
ゲームのようで楽しい内容となっている。
もう少しムフフなITのストラテジック問題であれば、無勉で挑んでいたであろう。

運営機関であるIPAでは、
「ITストラテジストたるものこうあるべき」という、
ペルソナのようなものを定義している。

おそらく40代の小太りでメガネをかけ、
頭はアルシンドのようなお皿形状で禿げ上がっている。
肌は妙にオイリーで、耳の後ろから若干キツイオイニーが出ているはずだ。
趣味は美少女ゲーに課金し、他のユーザーに褒められることで、
日々のキツイ仕事を労ってもらっているような感じであろう。

今私が学んでいることは、ITストラテジストとしての人格なのである。
今までに自分に無い人格がインプットされているようで、
とてもファーンタスティック!な日々だ。

なんて素敵な資格なんだと思った人も多いと思うが、
この試験、午前のマークシートがすぐに採点され、
基準点に満たなかった場合、
はいお帰りください。また来年ガンバッテー。
という非常にドライな資格なのだ。

せっかく鍛えたITストラテジストとしての人格を一瞬も見せることなく、
オリンピックの開幕を迎えることになるわけだ。

能ある鷹は爪を隠す。
いや隠したくは無いのである。
やるからには存分に爪痕を残そうじゃないか。
ジャマイカ!


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