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東京マラソンに嫌われて2年

ランナーであれば一度は走ってみたい東京マラソンなのだが、
昨年、今年とエントリーはしたものの、あっさり落選した。
今年の倍率は11.1倍だったそうだ。

東京マラソンで優勝し、このタイミングでオリンピック選手になるという
ジャイアントキラーミスターセンクスの夢はあっけなく敗れてしまったのである。

抽選というものはおそらく公平なもので、
ある意味結果を他者に委ねてしまっているようなものである。
運も実力のうちなんて言うが、
実力と運の境界線など誰が引くことができようか。
東京マラソンの場合完全に運なので、簡単に線を引くことはできるが。

去年も同じように落選し、こう自問自答した。
私は東京マラソンに出たいのか、マラソンに出たいのかと。
私はマラソンに出たかったのだ。
人生初のフルマラソンを2018年に達成したかった。
それが2018年の限界に挑戦シリーズのテーマだったのである。

そんなわけで私のフルマラソンバージンは、
茨城県のかすみがうらマラソンに強引に奪われたのだった。

フルマラソンから約半年経った。
私は去年と同じ自問自答をしている。
東京マラソンに出たいのか、もう一度マラソンに出たいのか。

マラソンバージン大会では、1つの悔いが残っている。
4時間16分と言う微妙なタイムを残してしまったことだ。
4時間切りはマラソンランナーにとって1つの夢であり、サブ4と呼ばれる。
16分早く走れば達成してしまうとうポジションである。

私が残す結果というものは大抵こんな感じだ。
ツメの甘さがふんだんに活躍しもう一息のところで止まる。
決めるところで決める強さと努力が私の課題なのだと思う。

そんなわけで今シーズンもフルマラソンに出たいと思うわけである。
目指すものはただ一つ。サブ4だ。

走ったことがあるかすみがうらマラソンにもう一度出るべきか。
はたまた走ったことのない別のマラソン大会に出るべきか。
42.195キロという距離は途方もない距離であり、
2回目のコースは飽きないだろうかという不安がよぎっている。

おそらく当日は豪雨で強風になるだろう。
それであってもサブ4を達成できる実力をつけておかねばなるまい。
次の台風が来た時には、一人フルマラソンを開催せねばならぬのだ。

これこそが私のマラトンの戦い。
マラソンの起源が今、私の手によって復活しようとしているのだ。

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