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安直さへの危惧

私は人間の安直さに危惧を覚えている。
由々しき事態であり、今すぐ解決に向け動き出す必要があるのだ。
センクス国の補正予算で安直さ補助金を出すことにし、
もっとも安直に申請書を書いてきた者にグーパンチを食らわせてやりたい。

「よだれ鶏」って何だ。
気持ち悪い名前だ。
鶏のよだれが入っている料理、それがよだれ鶏だ。
なんてドSな料理なのだ。
これは料理人の悪意でしかない。
キッチンが見えないからと行ってキッチンと料理しないなんて、
人間らしいじゃないか。

全て嘘だ。
ごめんなさい。

よだれ鶏はれっきとした中国料理だ。
四川省でよく食べられているらしく、
その名の通りよだれが出るほどおいち〜鶏なのだ。
この安直中国人め。

いや、中国人は決して安直ではない。
私は昨日見てしまった。
どこぞのチェーン店か忘れたが、登りが立っていた。

「よだれ豚」

はぁん?
流行っているからといって何でもよだれにする日本人の安直さよ。
今すぐ消え去るが良い。
タピオカよりたちが悪い豚さんなのである。

日本中がよだれまみれになったらどうなるのだろう。
ドロドロとした液体にはたくさんの菌が混じっているのだ。
知っているのだろうか?
歯をよく磨けていないくっさい大人の口の中には、
4,000億から6,000億の菌が住んでいることを。

日本のちんこう、いや人口1.2億人がよだれを垂れ流した暁には、
よだれ川・よだれ湖・よだれ海が瞬く間に出来上がるのであろう。

よだれ海で作られたヨーグルトは菌✖︎菌の圧倒的増殖力により、
カスピ海ヨーグルトの2兆倍の粘りを見せ、
人間たちを次々と窒息させていくことだろう。

そんな世界で私は何をすれば良いのだろうか。
そうか、それだけ人間が安直によだれを垂れ流すのであれば、
私はよだれ美女というラブドールを開発することにしよう。

鼻息で荒くなり、よだれでヌルヌルになったおっさんたちは、
ショーウィンドウに飾られたよだれ美女を食い入るように見つめ、
いつかこのラブドールとよだれ牛を食べたいと思うのだ。

つまりそういうことなのである。

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