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悟空の100倍重力修行から学ぶ

小学生の頃、毎週のドラゴンボール放映が楽しみで仕方なかった。
一番記憶に残っているのは、
悟空がフリーザを倒すためにナメック星に向かうのが無駄に長かったことだ。
宇宙船に乗ってからナメック星に着くまで、
放映ベースで10週間くらい待ったのではと感じる。
ナメック星ではクリリンとかピッコロとかが苦労しているにもかかわらず、
かなーり引っ張り気味でナメック星に到着したことは
幼心に大人の事情という難しい言葉を植え付けた。

もっと良いシーンあるでしょとお思いの皆様、
リーブ ミー アローン。

ナメック星に向かっている道中、悟空は何をしていたか。
宇宙船内を100倍の重力にして修行していたとのことです。
これ、大人になって聞くとすさまじいものを感じる。

TEPCOさんのサイトで真面目に重力100倍を語っていた。
こういうどうでも良いことを真剣に科学する理系の人、好きだよ。

1Gから100Gになった場合
・60kgの体重の方は6tになる
・身長175cmの人が転ぶと、0.042秒後に時速150kmで床に激突
・重力の関係で血液が循環せず、たった10Gで人間は失神

悟空ってすごい。
TEPCOさんの話によれば、
5日後に修業を終えたとき、100Gのもとで自由自在に動けるようになっていた。
これができるということは、
走るスピードも反応速度も10倍になり、
筋力やジャンプ力に至っては100倍にアップしたと考えられる。

悟空ほど超人にはなれないし、漫画の世界でしょって思うが、
1つ学べることがある。

おそらく自力で努力したとしても、悟空はこんな成長をしなかったはずだ。
流石の悟空であっても、ここまで体を追い込むことはできなかっただろう。

そう思うと、成長のヒントは環境にあるとも言える。
追い込むということは能動的であるが、
環境適応は受動的なのだ。

環境については受け入れるしかない。
100倍の環境に放り込まれたらおそらく死ぬが、
115%くらいの環境に放り込まれると努力次第で克服できそうだ。

運良くそういった環境に出会える人もいるだろう。
間違いなくそれは成長のチャンスだ。

そういった環境に自分を置こうとすることもできる。
自らハードな環境を選ぶ人間は相当ストイックだが(悟空を含め)
その先に限界突破が見えるとすれば、少し頑張れそうな気がするのだ。

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