見出し画像

増税前セールエブリウエア

消費税が10%になる。
約10日後には100円のものが110円になるのだ。
日本で消費税が導入されたのは1989年のことで、
3%→5%→8%と徐々に税率が上がってきた。

ただ単に、国が国民から税金として金を搾取しているわけではなく、
国策のもと、国全体が良くなるように考えて下した決断である。
と思いたい。
色々な意見があるし私も色々と思うことはあるが、
ミスターセンクスのブログにとってこの部分はどうでもいい。

とはいえ、とはいえですよ。
国策としての増税だとしても、
いち国民としては確実にお財布が軽くなり、
痛みを伴うことになるのは確実である。

毎朝飲むスターバックスのコーヒーの値段。
その瞬間瞬間は気にならない程度の増額だが、
積もり積もると結構な出費差が出てくるはずだ。

ちょっと悲しい雰囲気になってきたが、
こんな時は思考を内にではなく、外に向けるべきである。

世界の消費税事情を見てみる。
消費税が高い国ランキングで見てみる。

第一位!ハンガリー!
27%!
たっか!

最下位!カナダと香港!
5%!
う、うん?うーん。

日本は下から数えた方が早い。
だいたい10番目くらいだ。
世界的に見れば、日本の消費税は安いのだ。

税金は国によって色々な特徴がある。

アメリカは州によって税金が違うらしく、価格表示は全て税抜なのだそうだ。
お会計の際に税込金額がわかる。
アメリカ人だから気にしないのかもしれないが、
主婦たちはどんな会話をしているのだろうか。
あ、牛乳はイリノイ州で買った方が良くて、
卵はカリフォルニア州で買った方が良いわよオホホー。

そのほかにも非常にユニークな税がある。
センクス的に横綱級のものを2つあげる。

ポテトチップス税(ハンガリー)
ポテトチップスは過剰摂取すると体に悪いっす。
だから1キロあたり80円課税するっす!!

家畜ゲップ税(ニュージーランド)
お宅の家畜ね、ゲップするでしょ?
それってメタンガス出ますからね。困るんですよ。
地球温暖化しちゃうんで。
はい、家畜にゲップ税を課します!
→猛反対を受け導入断念。

ハンガリーでは消費税が恐ろしく高いが、医療費が無料である。
つまり不健康な国民が増えたら医療費が膨れ上がり、
国の財政を圧迫するはずだ。
であれば、不健康なポテチは全然必要じゃない。
がっつり税金をかけて、国民が食べないようにしましょ。

ニュージーランドは家畜が多そうなイメージだ。
詳しいことはよくわからないが。
ゲップに税金をかけようとアイデア発想した人に会いたい。
それだけである。

日本でもタバコや酒などには多くの税金がかかるが、
この2つの税については妙に納得してしまう自分がいる。

今回の増税で、多くの日本人は多かれ少なかれ不満を抱いていると思う。
私もその一人だ。
国民が納得して納税しようとすることなどないかもしれないが、
納めた税が納得のいく形で使用されるようになるべきかもしれない。
そう言った意味では、
日本の税制度に足りないものはアイデアなのではないかと感じたりする。

世界には税金の安い国と高い国があるが、
おそらく社会保障など国の保証の充実度と深く結びついていることもわかった。
税金が安い国に行って得するのは、旅行者と企業くらいである。
自国より消費税が安ければ、旅行者は同じ価値のものを安く買うことができる。
自国より法人税が安ければ、企業は法人税を余計に納めなくてすむ。
タックスヘイヴンなのである。

ミスターセンクスは社会保障の手厚いタックスヘイヴンで、
美女とゴーゴーヘヴンしたいだけなのだ。
世界にそんな場所があるのなら、ぜひ教えて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?