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解放後のYou wanna酔わないビール酒

2日間続いた絶世の美女とのデートも終了した。
まず言えることは、脳みそはピヨピヨの状態だ。

1日目は4つの性格を持つ美女だった。
2日目は2つの性格を持つ美女だったが、本来は3つだった。
そのうちの一つは昨年攻略し、美女から合格のキスマークをもらったのだ。

2日間で合計7時間、一瞬も気が抜けないバトルを繰り広げた。
美女が繰り出してくる課題はものすごく意地悪なものもあり、
私はそのうちいくつかの甘いwannaにまんまとハマった。
それほど魅力的であったということであろう。

そんなわけで2日目は昼過ぎには解放された。
結果が気になるところではあるが、
終わったことからくるアフリカ大陸くらいの広さの開放感が勝る。

美女との濃密な時間が終わって開放感なんて、
私はなんて罪な男なのだろう。
その辺のDTが見たら、それなりのクレームをいただけるであろう。

そうそう、今回のデートでは三軒茶屋にも行ったのだが、
渋谷から田園調布線に乗り換えた時に思った。
田園調布線はオフィシャルでDTと略すらしい。
看板に立派な文字でDTと書いてあった。
DTではない私は、乗ってはいけないのではないかという後ろめたさを感じた。

思い出に残っていることは、ウェアラブル端末だ。
あれは美女の執事か何かだと思うが、
2日間でそのおじいちゃんがウェアラブル端末の持ち込みは禁止だと、
呪文のように唱えていた。
やはり高齢の方にウェアラブル端末の発音は難しかったようで、
最後の最後まで「うぇらぶるたんまつ」みたいな
おしい発音になってしまっていた。

解放後は当然ビールの時間である。
お店の生樽を開けるほどしこたま飲んでやった。
昼間からお酒を飲むとYou wanna酔わないと言われているが、
あら不思議、全く酔わないのだ。

夏の暑さで水分を欲していたからなのか、
美女とのデートでたくさん脂汗をかいたからかわからないが、
ほぼシラフのまま家路につくのであった。

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