見出し画像

高校ラグビー決勝の行方

桐蔭学園vs東福岡を見て

まず東福岡は、桐蔭学園にとって苦汁をなめさせられ続けた因縁の相手である。同行優勝となった松島・小倉の代が一番勝てそうであったが、あの黄金メンバーでさえ勝てなかったのである。

昨年、春の選抜で勝ったものの、GWのサニックスワールドユースでは敗北。セブンズや夏の菅平の結果はわからないが、圧倒できない相手であることに変わりない。

その因縁の相手に今日桐蔭学園が勝った。勝因は何個かある。

①FH津田君の正確なコンバージョン

②代表候補 紀伊君、佐々木君の嗅覚

③ブレイクダウンの判断と強靭さ

④1年生No.8佐藤君の突破力


この中で、④1年生No.8佐藤君の突破について、書きたい。1年生ながら、プレー中は物怖じせず、積極的にSH小西君にパスを要求し、数々のゲインを繰り返してきた。恐らく数値上もゲインメートルは高いはずだ。特に、石見智翠館戦、天理戦と全国大会らしいハードな試合で経験値を上げ(多少のミスはあったが、試合毎にミスが起こるシーンを身体で把握し、次戦で同じミスはない印象がある)、今日もトライこそなかったものの、ゲインラインを数回突破した。間違いなく、勝利の功労者である。決勝の大阪桐蔭戦も、地味にならざるを得ないと思うが、彼の活躍に期待しています。


対する、大阪桐蔭は府予選・報徳学園戦・流経大柏戦とタフな試合を経験した好チーム。春の選抜準決勝で桐蔭学園と対戦した相手である。

FWを中心にフィジカルを全面に押し出しながらも、BK特にCTBの判断力は素晴らしいものがある。また、昨年1年生ながらブレイクした6番 奥井君は、さらにパワーアップし、もはやフィジカルモンスターである。相手ディフェンダーが複数いてもグリグリと身体を捻じ込み、突破するプレーは脅威である。

ストラテジーや高校代表候補メンバーの評判はマスコミの報道通りで、私個人的には、桐蔭学園No.8佐藤君と大阪桐蔭FL6 佐藤君のバックロー対決が楽しみです。

桐蔭学園が悲願の単独優勝ができますように!!


#高校ラグビー #桐蔭学園 #大阪桐蔭 #準決勝 #決勝 #ラグビー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?