見出し画像

ひとりでは「壁打ち」すらできない

あけましておめでとうございます。
1月も早いもので半ばですね。
私はお正月、寝るか食べるか、ひたすら姪っ子と遊ぶかって感じで過ごしてました。平和でした。やっとエンジンがかかってきたところです。

さて、話と文体は変わって結構前にバズったこの記事。

読んだ人も多いと思うんだけど、個人的には「そうかしら??」という感じだった。
あまりにも断定的すぎるというか、フリーランスだってフィードバック受けることはあるだろうし、既存のスキル以上のことをやって成長することもできるでしょ(ていうか会社員でも成長止まっている人多くない?)って思っていた。

ただ、最近、一理あるかも、と思ったことがあって。

先日、

「完全に専門外というわけではないけど、コミットには自信がない」

という類の仕事がきた。

どこまで対応できるか考えながら、やっぱり一人だとできることに限界あるよなあと、改めて実感した。

会社員だったらこんな時、サポートしてくれる上司、相談できる同僚がいたりで、何となくこれはできるんじゃないか、あれは無理じゃないか、と相談しながら「こんな提案してみよう」という落としどころが見つかるんだけど、一人だとこの「壁打ち」ができない(当然だけど)。自分の中にある材料で判断せざるを得ないので、十分コミットできる自信がないと、自分自身の信用にもつながるし、忙しいとなおさら「うーん今回は見送っておくか、、、」となる。

結果、確実にできること=スキルの切り売りになりがち、という流れ。

この段階で止まると、確かにその人自身の成長は止まるだろう。

これは、一つの考え方として良い仕事、良いサービス、もっと言うと仕事における人間の成長というのは、様々な相手との摩擦、相乗効果、化学反応などにより昇華・実現していくということだ(もちろん仕事の内容にもよるだろうけど)。当然のことなんだけど、日々目の前にそういう環境が用意されていると意外と気付けないことでもある。

かと言って、じゃあフリーランスはそこまでなの?って言うとそんなことはなくて、フリーランスなりの成長の糸口をどう見つけるかってことだと思う。
あくまで「フリーランス=個人」という働き方ではありながらも、パートナーであったりメンターだったり、何らかの形でチームで動ける、壁打ちができる環境や人脈を作ることはかなり重要。(単純に話し相手がいないとつまんない、みたいなこともあるし)


それはクライアントにも同じことが言えて、利害関係を超えてチームになる、って考え方も大事。

上記の記事だと、「フリーランスが期待以下の仕事をした場合、クライアントはお金を払ってるからこそそれ以上何も言わずに即切られる」みたいなことが書いてあって、それは確かに、120%そうなんだけど。

仕事への期待値とか、できること・できないことのすり合わせとかも本来は最初の段階から関係を作りながらチューニングしていければ防げることのような気もしてて。

そんな関係を築いていくと、上司や同僚とのそれまではいかなくても提案しながらなんとなく壁打ちもできるみたいな関係になっていくじゃないですか。関係がそこまで至らずに、求められる仕事ができなかったらそりゃ切られるだけだろうけど、それを未然に防ぐために関係を作るって考え方も、逆説的だけどできるかな、と。

切る、切られる、という概念でなく、依頼主と請負人の間柄って等価交換でwin-winなのが本来あるべき姿だとも思うし。

まあこれは、理想論でもあり、双方が仕事における相応の能力とリテラシーをしっかり持ってる前提でもある。でも私は、フリーになったからこそ誰とでも、特にクライアントとはこういう関係を築けるようになりたい。

何が言いたいかというと、成長することや良い仕事をすることに、会社員だとかフリーランスだとか、形態はあまり関係がない、いずれにしてもそういう環境を作れなければ成長は止まるということ。

最近ありがたいことにお仕事の数も増えてきて、色々と思うところがあったのでまとめてみました。
今年はより自分らしい、心の底から楽しめる仕事を増やしていきたい。

次回はフリーランス日記(3か月目)、書きます。

おわり。


いただいたサポートで他のスキな記事をサポートします!