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マジでガチでつまらない飲み会は、なんでつまらないのかを考察する。

見たり・体験したりして心が動いたらnoteやツイートをするように、と思っているけれど、一晩寝ても消えないモヤモヤも、やっぱり「心が動いた」ということなんだろうか。


職場の飲み会は潤滑油だと思う。
古い考え方かもしれないけど、40代の私にはその言葉に嘘はないと思っている。

職場の飲み会は仕事でもあると思う。
お酒の力を借りて、仕事中には話せないどうでもいいことや、逆にどうでもよくない悩みごとを話して、みんなで共有する作業だと思う。

飲み会は、普段は見せない「意外な顔」を発見するのが面白いし、人のバックボーンを知るのも楽しい。
職場での距離感をつかむためのヒントになる場合もある。
だから私は、職場の飲み会は推奨派だ。

なんでこんなことを常体文で書き出したかというと、先日の職場の飲み会にモヤモヤが止まらないからである。

私がいる職場は、正規は基本的に3年程度で異動になる。
短いと1年、長ければ10年いる人もいるけれど、それはわりと異例だ。
5年も経てば、部署の人員はほとんど入れ替わっている。
そんな部署に、私はトータル15年以上いる。
非正規だからである。
国が決めた呼び名があるけれど、結局パート、バイトである。
非正規は基本的には異動がない。(私は職場の事情で別部署に半年行ったけれど)
その代わり、低評価ならば数ヶ月で切られる。
同期も、組合も、横の繋がりもないので、「仲間」を作ることが難しいのだ。

正規のような基礎的な交友関係がない私たちは、歓送迎会や忘年会などの飲み会で同僚の人となりを見る必要がある
ここ数年はコロナ禍でまったく飲み会ができなかったのだが、そろそろグループ単位では開催しているところも出てきたし、4月に上長が代わったこともあって、上長主導の親睦会として行うことになった。

実は私はここ2〜3年、上長や同僚たちとはずっと距離感をつかめず、なかなか個性が強い人たちが多くて、その言動に苛立つことが多かった。
自分より年齢が下のメンバーが増えたことも、だれよりも地位が低い私にはキツかった。
(バイトなので階級すらない。正規は入ったときから階級がある)
若い世代特有の、経験から来ない意味のわからん自信が、私の経験値を奪って行くのがつらい。
コミュ障で発達の片鱗があるので、舐められがちなのだ。

お酒を飲めば喋りがなめらかになり、コミュニケーションが取れて接し方が変わるので、今回の懇親会の話はありがたかった。

が、「時間のムダだったな」と思うことになる。

アラフォーにもなれば、そんなときも何度かある。
しかし、同僚での飲み会であんなにアウェイを感じたことはない。

なんでそんな風に思うのか。
まとめてみる。

1:誘われない人がいた
私と同じ立場の男性がいるのだけれど、その方は自身の諸事情もあって誘われなかった。
上長は気を使ったつもりだったようだが、これは違う。
来ないと思っても、声をかけるのが上司としての、同じグループの仲間への礼儀じゃないのか。
非正規を軽視しているように感じてしまったし、同じグループとして認識していないのではと穿った見方をして数日モヤモヤしていた。
ちなみにこの件については、年下の同僚たちも疑問に思っていた。

2:実のない話が多い
騒いで楽しければいい飲み会は友達とやればいいと思っているので、職場の同僚とはコミュニケーションの場であってほしい。
私が飲み会に求めるものが欲張りなのかもしれんけど、職場で見ない顔や背景を見たいのであって、いかにワーワーと声を張り上げて面白い(と本人は思っている)ことを高速で畳みかけるのは違うと思う。
芸人性は求めていない。
部下は話を聞いてくれる人を求めているのだ。

3:再雇用と非正規はオマケか
グループ以外にも呼んでOKということだったので、若手が気を利かせて、コロナ禍中に異動した再雇用の大先輩を呼んだ。
上長以外は一緒に仕事をしていた人だし、大先輩だけど話しやすく、面白い(実のある)ので、少なくとも私は一緒に飲めるのを楽しみにしていた。
しかし、上長はほぼ面識がなく、大先輩に話を振っても広げることをせず、すぐ自分のネタに走ってしまう。
大先輩のあんなにつまんなそうな顔はマジで見たことがない。

さらに、この数ヶ月の間に一緒に出帳している若手2人については仕事の出来からよく食べることまで褒めちぎるが、私や今回誘われなかった方のことは興味なさげなオマケ程度の評価だった。
15年もいて、上長と同じフロアだったことも過去にあるのに、そんな程度の評価か、と正直、猛烈にガッカリした。
非正規は何年いたって眼中にないのだ。
上長にとって今回一緒に飲みたかったのは、若手2人だけだったんだなと実感した瞬間だった。

4:あかんネタをぶっ込んでくる
実は上長とは3歳違いくらいなのだが、40代でこの状況で下ネタぶっ込んでくる人がいるとは思わんかった。
おじーちゃん世代が言うなら「しょうがねぇな」と思うが、40代上長が、職場飲みで、若手の女性がいて、一次会での連発はマジで勘弁してくれよと思う。

5:帰り際の握手
二次会は行きつけのスナックへ行くことになり、これは本格的に話をする気はないな、と感じた。
終始つまらなそうだった大先輩と一緒に一次会で帰れば良かったと、どんだけ後悔したことか。
(つまらなそうだった上に、一番年上だからと万のお金を出していて、本気で申し訳なさすぎて悔しい
私は「今後のやりやすさ」と「自分の体調や時間」を天秤にかけた
結果、一時間もいないうちに店を出た。
その際に上長から握手を求められ、「興味もないバイトに握手必要ですか」と思いつつ、言えないので応じた
飲んだ帰りに握手を求めるのは、私よりずっと上の世代がなぜかやりがちだよなと思っていたのだが……40代……マジかよ……同世代に認定されたくない


今までの飲み会ではありえない21時台に帰宅してしまった。
ご飯も食べた気にならず、また開放感から、家にあったバナナなんて食べてしまう始末。(ストレスで食うタイプ)
なかなか寝られず、推してるネコ動画やラジオドラマを視聴したり、今ハマっている小説を読んで、自分の時間を取り戻すためにリベンジ夜更かし状態
モヤモヤして寝られず、ツイートしまくっていた。

つまるところ、私がモヤモヤ・イライラしているのは、
 コミュニケーションにならない
 やっと雑談ができる状況になって、お互いのすり合わせができる環境なのに、いらんネタで全部持っていかれる
 メンバーを認識しておらず、形式的なフォローしかしない
という、時間を取ったにも関わらずコミュニケーション不足になったことに苛立ちと不安を感じているのだと解った。

これを解消するためにもう一度、となりそうな予感がするのだが、さて、その時私は参加するだろうか。

肩書を持っている方々は気をつけてほしい。
非正規だからこそ、あなたたちの行動を細かく見ているよ。


こんなモヤモヤ記事を最後まで読んでいただき、感謝。
(こんなん打たせてすまん、相棒MacBookAirミッドナイトちゃん)



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