「そんな小さいことで」と言われるのが嫌いです。
こと、誰かに何かをしたときに「した側」の人間が大小を決めるのは間違っていると思うからです。
母が私によく言うんですけどね。

「小さなことじゃないの」
「たったそんなことくらいで」

私がどう思うかまでを決める権利はあなたにはないよ、と思いつつそんなときの母はたいてい私を責めることに一生懸命でそんな自分に酔ってるので言っても意味はありません。

今回の件（と言っても恐らく直接私が家を出て行く原因になることは触れてない気もするのですが）について父は「あんたたち（母と私です）は話し合いが足りない」と言いました。
その時に父に言ったことなのですが、「話し合いとは対等に相手の話を聞く用意があってはじめて成立することで、一方的な決めつけや主張では成立しない」のです。
母の価値観だけを正しいと決めつけて押し付ける行為は「話し合い」とは言いません。ただの支配です。
……とは言え、父にすれば私が我慢すればいいだけの話なので関係ないことなのでしょうが。

ともあれ、母にとっての「小さいこと」は私にとってはちっとも小さくないので……それどころか、自分の存在価値を揺るがすほど大きく積み重なってきたことですので私は家を出ることにしました。
出てもいいのだと、逃げてもいいのだと、気付かせてもらいました。

ご支援の際に、特に海外の方から「自分も同じような環境にいる」「同じように家族との関係で悩んでいる」とのメッセージをたくさんいただきました。
自分自身も悩んで苦しんでいる最中で「がんばって！」「あなたには幸せでいて欲しい」と背中を押してくださることにただただ感謝しています。
あえてそう言ったメッセージを書かないだけで国内にも同じようなことで苦しんでらっしゃる方はたくさんいることと思います。
「毒親」「毒母」で検索すると様々な体験談や書籍がヒットします。どれも胸を抉られんばかりの苦しみを綴ったものです。
今度は私がそういった方の力になりたい。
そうなれるように、ここから踏ん張って生きたいと思います。

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