社会においての生活「保護」

前回のnoteで生活保護の不満であったり不安であったりを書きました。
生活保護について調べれば調べるほど、その不安は大きさを増す一方です。
また、お世話になる予定の施設のパンフレットを眺めていても、自立とはかけ離れた印象を受けました。

上の方に書かれている基本料金を見ると、合計金額は10万前後とあります。
これ以外に衣服(毎月買うわけじゃありませんが)や通信費などを自分で賄うわけですが、そうなると市内の安いアパートを借りて住むのと大差ないコストになります。
生活保護だけを受けていた場合に手元にはほとんど残りません。
つまり、自立など程遠い費用が毎月必要になるわけです。
「自立支援」とは言うものの、ここに住まなかったとしても実は生活保護を受けていてはそれもままなりません。それには生活保護の特性が関係します。

それを知るためには、生活保護のメリットとデメリットを知る必要があります。私が調べた範囲なので不十分な点もあるかもしれません。気が付いた方は補足いただけると幸いです。

では、生活保護のメリットとは何でしょうか。
・生活保護費を受け取れる。世帯によりますが、7万~10万程度が一般的であるようです。
・医療(介護)費用の減免
・一定額の住居費用の補助(上の画像の家賃相当額です)
・一定額の出産費用(これは保護を受けてなくても一時金が出ますので、それで補填できなかった分だと思われます)
・就業のために技能を学ぶ費用
・葬祭費用
・義務教育のための学用品代
主に私に関係ありそうなのは生活費と医療費、住居費用あたりでしょうか。
持病がある方などは医療費の減免はありがたいでしょう。ただ、私の場合指定難病がありますので申請をすれば一定額以上は払わなくて済みます。今ですとひとり親制度の対象にもなっているので通院する病院の数×800円となります。(私の場合はこの数がそこそこ多いのですが)

次にデメリットを挙げてみたいと思います。
・資産(不動産動産関わらず資産価値が高いもの)が持てない
・保険に加入できない(申請前に加入していて資産価値が低いものはそのまま加入できますが、医療保険などは保険金が出ても自治体に返還しなければならないので保険料の払い損です)
・クレジットカードが持てない(借金ができないので借金がある場合は全額返済をしてからか、自己破産の選択を迫られます)
・高額な貯蓄ができない
・住居が限られる
・周囲の人に知られる
私には、メリット以上のデメリットに見えます。資産報告をしなければならないのでプライバシーなどあってなきがごとし。少し高く見える買い物をすれば不正受給ではないかとつつかれるとも聞いています。
また、管轄のケースワーカーの裁量に委ねられる面が大きいため、持てる資産の基準や可能な貯蓄額についてはとても曖昧です。
つまり、今まで可能だった持ち物が担当が変わった瞬間にだめになるということもよくあるようです。
私の場合商売道具であるPCやタブレットがこれに該当しそうな気がします。息子が所持しているものについては確実に処分させられるのではないかと思っていますが、それはすごく困るのです。

上記のデメリットのリストを見ていると、私には生活保護はまるで社会的には自己破産者のような扱いを受けているようにしか見えません。そもそも、強制的に自己破産をさせられるということそのものが得心いきませんし、すでに持っている資産をすべて処分させられるということも「健康で文化的な最低限度の生活」からは大きく外れるように思えます。
将来のための貯蓄ができないことはとても大きく、それでは自立など夢のまた夢です。
私でなくともこう言った不満を抱えている方は多いようでネット上を検索すると様々な不平不満が出てきます。
自立とは何だろう。自由とは何だろう。
そんな記事を見るたびにそう思うのです。
デメリットの大きさに受給を止めたという意見も多く聞きます。
私もできればそちらの選択をしたいと思っています。

読んでいただくだけでも十分嬉しいですが、サポートいただくとおいしいものを食べたりして幸せになれます。私が。