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The Ozone Layer オゾン層

はじめに

このnoteはayaが通訳の下準備の時に調べた内容を翻訳の練習のために意訳したものです。
(スピーカーから通訳用にいただいた資料は使用していません。)
まだまだ翻訳修行中なので、お気付きの点があったらこっそり教えてくださったら嬉しいです。

参照

オーストラリア政府 環境・エネルギー省のファクトシート
https://www.dcceew.gov.au/sites/default/files/documents/factsheet-ozone-layer.pdf

オゾンとは?

自然界に存在する分子。オゾン分子は酸素原子三つから成り立ち、化学式はO₃。

オゾン層とは?

オゾン層とは、地球の表面から約15〜30kmの成層圏に存在する高濃度のオゾンを指す一般的な用語。地球全体を覆い、太陽からの有害な紫外線B(UV-B)を吸収することで地球上の生命を守っています。

なぜUV-Bは有害なのか?

UV-Bに長時間さらされると、ヒトや動物の皮膚がん、遺伝子損傷や免疫系の抑制、農作物の収穫量低下につながります。

オゾンホールとは?

塩素と臭素の原子を含む化学物質は、人間の活動によって大気中に放出されます。これらの化学物質は特定の気象条件と結びつき、オゾン層で反応を起こし、オゾン分子が破壊される原因となります。オゾン層の減少は地球規模で発生しますが、南極のオゾン層の減少は深刻で、よく「オゾンホール」と呼ばれています。最近では北極でもオゾン層の減少が起こり始めています。

いつ問題が発覚したのか?

1974年、化学者のマリオ・モリーナとフランク・シャーウッド・ローランドは、*クロロフルオロカーボン(CFC)と成層圏におけるオゾン層破壊の関連性を発見しました。1985年、地球物理学者のジョー・ファーマンは、気象学者のブライアン・G・ガーディナー、ジョン・シャンクリンとともに、南極上空のオゾン濃度が異常に低いという調査結果を発表しました。

*クロロフルオロカーボン(CFC):
https://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&ecoword=%A5%AF%A5%ED%A5%ED%A5%D5%A5%EB%A5%AA%A5%ED%A5%AB%A1%BC%A5%DC%A5%F3

事態は改善されるのか?

オゾン層を激減させる物質に関するモントリオール議定書は、1987年に発効されました。これは、すべての主要なオゾン層破壊物質の生産を段階的に削減する、拘束力のある義務を各国に課すものです。データによると、成層圏中のオゾン破壊物質の濃度が減少していることを示しています。国際的な取り組みの結果、オゾン層は中緯度域では2050年までに、極地では2065年までに、1980年以前の水準に回復すると予想されています。

年表

1974年:アメリカの化学者たちがCFCと成層圏でのオゾンの分解との関連性を発見
1985年:イギリスの科学者が南極上空のオゾン濃度が異常に低いという結果を発表
1985年:オゾン層保護のためのウィーン条約が合意される
1987年:オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書が合意される
1989年:オーストラリアでオゾン保護および合成温室効果ガス管理法施行
1991年:CFC(クロロフルオロカーボン)の段階的廃止が始まる
1996年:HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)段階的廃止が始まる

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