私と交際者を繋ぐのは、恋愛感情ではない

こんにちは、合田文です。今日は恋愛感情と交際の話をします。

恋愛感情って、たとえば長く連れ添ったふうふにとっては"必ず要るもの"ではないじゃないですか。私にとっての2018年の大きな学びのひとつは、長く連れ添ったふうふじゃなくても、パートナーと2人セットで居る意味や理由って恋愛感情を介さなくてもたくさんある、ということでした。

私は本来、恋愛感情を抱くタイプの人間です。が、この恋愛感情というものは、誰もが必ずしも持っているものとは限りません。

現在の交際者もまたそのうちのひとりで、男性にも女性にもそれ以外の人にも、恋愛感情を持たないそうです。(今のところ)
よって交際者は、私に恋愛感情を抱いていないのです。(今のところ)

恋愛感情って何か?

恋愛という言葉は、「恋」と「愛」に分解できます。
『三省堂国語辞典』第7版には「恋」について、こうありました。

人を好きになって、会いたい、いつまでもそばにいたいと思う、満たされない気持ち(を持つこと)

また、「愛」については、こう書かれています。

1 〈相手/ものごと〉をたいせつに思い、つくそうとする気持ち
2 恋(コイ)を感じた相手を、たいせつに思う気持ち

『新明解国語辞典』第6・7版では、「恋愛」を以下のように説明していました。

特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔いないと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと

相手が異性かどうかはさておき、特に「恋」という言葉には「満たされなさ」や「不安」や「二人だけでいたい」などの執着や嫉妬、不安定さや切なさが含まれていることに気がつきます。

相手の言動に一喜一憂したり、ドキドキして振り回されたり、そういうことなんだとは思うのですが、なんとも言葉で語りにくく、誰もがしっくりくる定義はまだ(いや永久に)無いんじゃないかなと思います。

我々の関係性においては、この「恋」にもとづく恋愛感情の要素がほとんど無いのです。(あるいは著しく少ない)

よき掛け算のはなし

私にとって交際者は、ロマンティックな雰囲気やうれしはずかしい恋のトキメキはほぼ無いけれど、愛をもって互いの幸福を願い、できれば共に幸福であることを叶えるために行動していて、社会に対して同じ志を持っている良きフレンドであり、バディです。

企業でも人を採用するとき、企業のビジョン・ミッションと個人のウェルビーイング(どうありたいか・何を理想とするか)をすり合わせ、よき掛け算になると見込めれば手を組みますよね。(私にとって交際者は親友でもあるので一緒にいると元気になります。)

その場のノリとか、性欲とか、恋愛特有の盲目さやが多くないので、その分シラフの脳で相手を見ています。

それに互いのやりたいこと / 解決したい社会課題が近いので、一緒にいると欲しい未来が近くなる。我々がときに個人として、ときにペアとして社会と関わっていくことを選択し続けている理由も、組織が仲間と一緒にいるそれに近いのです。

月イチの更新日

毎月「記念日」ってあるじゃないですか、我々は「更新日」ってよんでいるんですけど、ちょっと良いごはんを食べに行って、ざっと1ヶ月間を振り返ることにしています。それから交際関係を更新するかどうか話し合っています。

ちょっとドライに聞こえるかもしれないのですが、企業と人材の関係と同じで、どちらかの心が離れていたりウィンウィンの関係性が保てなくなっているのに、なあなあにして付き合いを続けると、おそらくどこかで不和が生じてしまう。だから、現状を月イチで言葉にしながら把握しあっていくのは有効だなと思いました。モチベートではなくヒアリングベースの1on1を、月イチで焼き肉ガツガツ食べながらしあっている、みたいな(笑)。

「恋」をすっ飛ばして、「愛」に移行する

はじめて「恋フェーズ」をすっ飛ばした交際をしてみたけれど、正直何も困りませんでした。

だとしたら「恋」ってなんなんだろう。

なんとなく「恋」というものは「愛」するために多くの人によく用いられる、かつ強力で粘度の高い「キッカケの感情」にすぎないんじゃないかと思えてきました。そして、「恋」がその交際にとってのコアであった場合、「恋」が冷めればお互いを繋ぐ何かは、おそらくもろく崩れてしまいやすいということにも気が付きました。

恋愛感情はきっと交際において必須なものではないし、そもそもどの交際においても、必須条件などおそらく何も無いのではないでしょうか。

これが今の私のこたえでした。

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コメント1件

今恋人とは、二人とも恋も愛もよく分からないので、時々離れたところから見て、"恋っぽいね!"と互いに確認しながら過ごしています。渦中の人になりすぎずに、恋フェーズも愛フェーズも楽しめたらぼちぼち続いていくんじゃないかと思っている今日この頃です。
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