【一泊二日金沢旅】1日目④夏の兼六園
兼六園到着
金沢城跡の三の丸広場から続く石川門口から出て、すぐ目の前に兼六園がありました。(石川門の写真も撮っておらず……💦)
少し飲食店が並んでいる通りを通って、漣池門口から兼六園に。
兼六園は1676年加賀藩5代藩主・前田綱紀が漣池御亭を建てて、その周辺を作庭したのが始まり。
1822年に「兼六園」と命名されました。由来は、中国栄の時代の詩人・李格非(りかくひ)の「洛陽名園記」の文中から採って、宏大(こうだい)、幽邃(ゆうすい)、人力(じんりき)、蒼古(そうこ)、水泉(すいせん)、眺望の六勝を兼備する、という意味です。
霞ヶ池
風景を楽しみつつ進んでいくと、霞ヶ池(かすみがいけ)に辿り着きました。
この上↑の2枚と下↓の2枚。
どちらも霞ヶ池の写真で、撮っているアングルが違うという点以外に大きな違いがあるのですが、わかりますか?
正解は、池の表面の波紋です。霞ヶ池をみていたら……急に大雨が降り始めました。
iPhoneの性能が良すぎて、雨自体はほとんど写らずにキレイに撮れていますが、かなりの大雨でした。(撮影:iPhone12 ProMax)
ここで、痛恨のミス。
折り畳み傘を旅館に預けたスーツケースの中に入れっぱなしにしていました。UVカットのユニクロの薄いパーカーにフードが付いていたものの、とても凌げません。
すぐ近くに大きな松があって地面があまり濡れてなかったので、一旦松の下に避難しました。
タイミングを見計らって進むものの、これは酷くなっていきそうだ……と思いました。ゲリラ豪雨的な感じでした。
松をつたって進むと、建物が見えてきました。
成巽閣で雨宿り
成巽閣(せいそんかく)。
入場料は700円。雨宿りのつもりで、少し見てみることにしました。
あとで調べてわかったのですが、翌日の水曜日だったら定休日だし、
展示品保存のために自然空調でエアコンがないため、猛暑日の昼時は来館者の体調(安全)確保のために、臨時閉館することもあるそうです。
この日(9/5)のこの時に雨が降ってなかったら、入ってなかったかもしれないと思うと、なんだか嬉しい気持ちです。
(通常の自分だったらしない経験ができると、経験の幅が広がるのでなんか嬉しい)
「前田家伝来 夏衣裳と調度展」という企画展をしていました。企画展も含めて、展示品は全体的に優美でゴージャスな感じでした。前田家って本当にお金持ちだったんだな、と改めて思いました。
成巽閣の中の展示品は写真撮影NGなのですが、庭だけはOKというルールでした。
一通り展示品もみたので、縁側に座って休んでいたら、ますます雨が酷くなっていきました。
庭園 in 庭園。贅沢な雨宿り。
庭先には、この時施設内いたほとんどの方々が集まっていたと思う。
ゲリラ豪雨が激しくなっていき、次第に大雨だけなく雷も落ちてくるように。
激しい光と大きな雷の音に「おおお!」と声をあげる方も。
せっかくなので動画撮影を回してみたら、ちょうど激しく光る雷が落ちる瞬間が撮影できました。
(noteに動画は貼れないので、動画のスクショをお届けします)
金沢城の天守閣が雷で焼けてしまったお話をする、隣のグループにいたガイドさん。
「その時も、こんな雷だったのかもしれないですねぇ」と、なんだか詩的なガイドさん。
20分くらい、縁側で贅沢な雨宿りをしたら、雨は一気に収まっていきました。
成巽閣を出て、今回の旅の大きな目的の一つである金沢21世紀美術館に向います。
余談ですが。
以前の金沢旅行は冬に行ったので唐崎松に雪吊りが付けられていた状態だったのですが、個人的に雪の中の兼六園の方が好みでした。すごく幻想的だったんです。
夏の風景だと、玉泉院丸庭園に少し似ている感じもあるので、”兼六園ならでは感”が少し薄かった印象です。
秋の紅葉だとまた違った色と雰囲気でしょうし、桜の木のエリアもあるようなので春にも行ってみたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?