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私も小さなつぼみを持ってる

私の育てている盆栽が、梅の花を咲かせはじめた。

不思議なことに、1つの幹から紅と白の2種類の花を咲かせている。まぁ、紅白梅を買ったんだけど。

数日に1回水をあげて、虫がつかないように防虫剤みたいなものをスプレーして、さらに虫に食べられないように防虫ネットをかけた重装備、過保護なほど大切に育てている盆栽。

写真を撮りたいのだけど、ネットを開けるのが大変で、まだ自分たちの目で愛でるだけ。

そういえば今回の記事は、その大切な(梅の盆ちゃんと呼んでいる)梅の盆栽の話ではなく、仕事でちょっとした変化があったのでそのことについて残しておくnoteです。

今の仕事を始めたのが昨年11月の頃。もともとその仕事は1年の契約だった。

4月から社会人になって、翌月にはそこでのアルバイトの仕事(フルリモート)がなくなって辞めることになって、その次がフリーランスとして働いていたので会社に行って働くのはこれが初めて。

色々初めての事も多かったけど、アルバイトに任せられる仕事なんてそんなに難しいものではなくて、上司が丁寧に教えてくれたのもあって、1ヶ月もすれば大体の仕事はわかってきた。

そのときの感想としては「こんなもんか」という感じ。Excelでの仕事もその他の仕事も単調で新しいことを学べてる実感も少ない。周りを見てもずっと同じことの繰り返しでこれを1年やっていくのかとびっくりした。

もともと編集に近い仕事をしたいと思っていたものだから、それに近い仕事ができるならと思って入った仕事なのに少し違ってあんまり楽しくないなと思っていたのも事実。

私は良いのか悪いのか思い切りが良すぎる部分があり、これでは時間がもったいないと思って次の仕事を探していた。

そんなとき、私が今所属している部署が、来年で事業を撤退するかもしれないという話を聞いた。一応私の契約満了までは仕事はありそうだけれど、その先はちょっとわからないという話だった。

その話を上司から聞いたとき、驚いたと同時に、仕事の内容にも慣れて、仕事、職場の全体像も把握して、このままいてもしょうがないかもなと思っていた私に辞めるチャンスが与えられたと思った。

仕事に見切りをつけながらもなかなか辞める決心がつかない私は、これを理由に、早めに辞めることができるのではないかと考えていた。

そのことを周りに相談すると、ほぼ全員が契約満了までいるべきだと声を揃えた。そして、その内の1人から「あやは見切りをつけるのが早すぎる。これじゃどこへ行っても続けられないよ。」と話してくれたのだ。

その言葉に妙に納得した。上司からかけられた言葉を引用すると、私は飲み込みが早いらしい。それが本心かどうかはわからないが、そのせいで私は(アルバイトだから仕事の内容が難しくないのかもしれないということを置いておいても)仕事の全体像がわかるとああ、こんなもんかとすぐ見限ってしまうことが多い。これは仕事以外でも。

だから今回は1つ、自分に挑戦をすることにした。

契約満了までここで働く。

長く継続したからこそ得られるものを得てみたい。

見限って辞めていたら学べなかったこともあるんじゃないかと、すぐに見限っていた自分を少し否定してみたい。

これは自分への挑戦。ちょっとだけ頑張ってみる。

幸い、上司や社員の方にも恵まれていて、ここで働くこと自体は全く苦ではない。ただ人が良いというだけで自分のキャリア、時間を無駄にする、妥協するというのが許せないだけで、自分の中で今の仕事の方向性、求めるものが定まれば、ちゃんとここで挑戦できる。

そう日記に書いた次の日くらいに、新しく引き続いだ業務が少し楽しい。

今後も少しずつ上司から引き継ぐ新しい仕事がきっと増えていく。私にも梅の盆栽のように、小さなつぼみを持ってる。それは、水をあげ続けなければ花は開かない。積み重ねでしか得られないものに期待してみたい。

決意、決意を書かなきゃと思ったらとても堅く、私の文章こそが単調なものになってしまった。

記録だから良しとしよう。

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