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台風とロータリークラブの話、目黒区の虐待死の事件のこと、色々。

台風の被害はいかがでしたか。
うちの家では子どもが怯えて大変でした(ちょっとした物音で、台風来た!?おばけ!?と騒ぎ出す、という意味で)・・・が

色んなことをお話するきっかけになるので寝る前に2人にお話してから眠りました。

自然の脅威は、私達の無力さと、人とのつながり、協力、何を大切にして生きるのかを問いかける機会になっています。

(写真は最近実家で食べた、12kgを超えるスイカで遊ぶ子どもたち。)

◎台風のときのお約束

・ベランダの外にあるものを家に入れているので、そこには触らないでほしいこと
・夜中、万が一、避難勧告っていうものが出たら一緒に逃げること
・逃げる先は近くの病院であること(多分。これは後ほど調べねば。)


◎万が一逃げる際

・逃げる時、パパは土曜〜月曜日まで不在なので、Y君(4歳男子)はリュックを背負って歩くこと。
・Nちゃん(2歳女子)は抱っこひもに入ること
・はぐれたら困るので、名前と連絡先を書いたバッジをつけること
・はぐれたら自分の名前とバッジを見せて、ママを探してもらうこと
・なのではぐれないように手を離さないこと


うちは8階なのでEVで降りるのを考えると
大人1人と4歳2歳の避難撤退変だなあ・・まぁもっと大変な人もいるので
近所で声を掛け合いたい。うむ。


*****

ロータリークラブでの話


さて、9月6日に板橋区のロータリークラブでお話させていただきましたので
そのことをちらりと。


もちろん人生初のロータリクラブ!で


・RACの活動
・子どもたちの保護される背景
・里親制度の話
・保護される前にできること


などをメインに30分。


他にもロータリークラブさんで支援されている留学生の話や
その研究室の先生も出席されており


若い頃、何が社会資源としてあるのか、社会の歯車を回しているのかを知らない時期に、海外のこんな場に出させてもらった経験は貴重だろうなぁと思いました。(自分も大学生の時に経験がある。)


そして久々に60代前後の女性経営者との会話。


なんてかっこいいんだ。
見た目も話す内容も、仕草も。
(こんな風になりたかったんじゃないのか?全く最近違う方向に進んでいる・・・)


ユーモアで緊張する私をほぐしてくださったことに感謝しています。


***

目黒区の5歳の女の子の虐待死について(なぜ精神科医の先生に関する記事がこんなにも少ないのか)

今週新しく情報として、亡くなる前の様子も公表されていました。


そしてこの日は目黒区の5歳の女の子の虐待死の
精神科医の先生が証言される日。


小児科医の先生も存じ上げているし、
精神科医の先生も知り合いだ。
(個人情報にならない範囲で)この話は聞いたことがあった。

小児科医の先生の報道は、予想していた以上にいっぱいだった。一般の人のコメントも。一方で(台風とか土日だからとかあるのかもしれないけど、)精神科医の先生の方の記事はめちゃくちゃ少なかった。

小児科医の方で取り上げられていたのは、多くは「母親が子どもを助けてほしかった」ということだ。(もちろん、母親との話を、再診料のみでずっとしていたことを知っていて書いている。虐待分野に関して本当に尊敬している先生で、きっとメディアがこの部分を特に切り取ったように感じている。

でも、個人的にはもう少し、精神科医の「母が子どもを助けるために、社会が母を助けねばならなかった」という趣旨の記事を、もう少しメディアには書いてほしかった。


死ぬってなんだ。


命が失われるってどういうことなんだろう。


どうして救えなかったのか。


色んな思いが頭を巡って離れない。


私が口腔外科の研究医時代。
初めてお看取りをした時、
「こんなふうに大切に尊厳を持って死ねるなら、この病院で死んでもいいな」と思った記憶を思い出した。


亡くなった、彼女はそう思わなかっただろうから。
なんのために生まれてきて、人は死ぬのか。


もっとここに、関わり、
1人でも繋ぎ止めたい。


いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。