はじめに

これまで広告代理店にて企業様のSNS運用支援を3年ほど経験してきました。

既存のSNSアカウントをいかに成長させるか。という目標に向け支援するだけでなく、これからSNSアカウントを開設する企業様の支援をするケースも。

特に、Facebookは開設しているけどInstagramになかなか踏み出せない、うまくいかない。という企業様も多かったので今回は公式Instagramアカウントを開設する際に「やるべきこと」を簡単にまとめてみました。

① 目的と目標（KPI）の設定

Instagram運用のご相談をいただく際に「ひとまずInstagramやりたい」「Instagramのアカウントを作ったけどどうしたらいいかわからない」というご相談も頂くこと多々。

そもそも「自身の店舗・サービス・ブランドはInstagramを運用する必要はあるのか？」「Instagramを運用する目的は明確か？」
こんなことをアカウント設計時にきちんと考え設定しておく必要があり、チームであれば皆で共有し目線を合わせる時間を設けることを必ず初回に行なっています。

そして、目的を明確化したうえで成果の指標としてKPIを必ず設定します。

② ペルソナ設定

運用するアカウントを通し「どのようなユーザー層に興味を持ってもらいたいのか？」「情報を届けたいのか？」を具体的に設定します。
この、具体的に・・という点がポイントです。
よくあるのは「性別と年齢（年代）」のみを設定している企業様も多いですが・・
 ※例「20代後半の女性」

「20代後半の女性」と言っても様々なライフスタイル・価値観を持つ人で混在しているので、もう少し具体的に、人物像をの詳細を設定することをお勧めしています。

▼例
・年齢、性別
・働き方
・パートナーとお子様について
・居住地
・趣味

※ペルソナとターゲットを混同されることが多々ですが、詳細は異なりますペルソナはターゲットの中でもより詳細・性格などの属性情報を加えることを指します。

③Instagramアカウントのコンセプトを決める

Instagramはクリエイティブが主。そのため、上段のペルソナを考慮したコンセプト（テーマ）をアカウントへ設け、さらに世界観を決めることが重要です。
そして掲載する画像は、定めたコンセプトと世界観に対し忠実に選別を行います。
この一貫性のあるコンセプト、投稿クリエイティブ、キャプション内容を掲載し続けることがInstagramを運用するうえで大変重要なポイントになると感じています。

④ 運用マニュアルの作成

SNSアカウントを安定的に運用するためにマニュアル準備が必要です。
マニュアルとしてルールを定めることで、チーム内にナレッジ（知識や情報、知見）を貯めることができます。
チーム内での情報共有・対応がスムーズとなったり、担当者の急な不在・退職・異動等によって引き継ぎが発生したり、、万が一のことを考えマニュアルを設定しておくことをお勧めしています。

▼例
・投稿時間、曜日
・投稿頻度
・クリエイティブの形式、選定基準
・トンマナ・レギュレーション（クリエイティブのトーン、キャプション内の口調、絵文字の利用有無など）
・投稿フロー（投稿内容のチェックフロー、コメント・DM対応について）
・使用するハッシュタグ

さいごに

公式Instagramアカウントを開設する前に、まず決めなければいけない4点をまとめてみました。
「分かってはいるけど考える時間がない」「進め方がわからない」など・・企業様によって抱えている課題はさまざま。

これからもそういった企業様の支援ができたらと思いますし、SNS運用を自社で担われている方の参考になったらうれしいです。

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