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音楽朗読劇VOICARION XVⅡ〜スプーンの盾〜12/20 マチネ感想

藤沢朗読劇は、READING HIGH 『YOUNG WIZARDS 〜Story from蘆屋道満大内鑑〜』で初めて体感して以来の観劇!
しかも初めてのVOICARIONに、初のシアタークリエ!
どの組み合わせにしようかとっても悩みましたが、山路さんと安元さんの組み合わせをどうしても観たくて、この日のチケットを取りました。
もう耳が幸せ。
異なる組み合わせで観たいな〜とも思ったのですが、ミュージカルLUPINを遠征するため断念…。また再演があれば、異なる組み合わせを何組か観たいものです。
※あくまで個人の感想ですので、ご注意くださいませm(_ _)m

〈登場人物〉
カレーム:島﨑信長
ナポレオン:山路和弘
マリー:寿美菜子
タレーラン:安元洋貴


セットについて

スプーンが上からぶら下がっている。
フライパン等厨房の道具が舞台上に飾ってある。まるで厨房の中を覗いているかのような舞台セット。
厨房の舞台セットだからか、スモークめっちゃ焚いてる。
それぞれ出演者のテーブルに、登場人物に関わるアクセサリー?が掛けられている。
タレーランは、ベル。カレームはフライパン。

ナポレオン

山路さん…水飲むだけでも絵になるのはなぜですか?
ちょっと写真撮らせていただきたい!と、思ったレベルにはキマッてた。
まずビジュアルが良すぎる。多分エクステでポニーテールにしているのだけれど、似合ってしまうのがまたズルいんです。
何をしても似合ってしまうのです。さすがです。
イライラしている時、出番じゃなくて座っている時も机を指で叩いたり頭をかいたりとイライラが憑依してるよ。
ナポレオンの最後のセリフ「美味い」は、間をたっぷりあけて、香りを楽しんでいるかのような、少し目を瞑って息を吸ってからの噛み締めるように美味い。まるで、五感全てで美味しいと表現している。表情といい、声の出し方といい全てが凄い。
ナポレオンの現役時代と幽閉生活の時で、歳を重ねた声の厚み、時代の変化みたいなのがあった。

タレーラン

安元さん、足組むだけでイケメン。
夜あそびで見ていたパパ元さんが目の前に!!
芝居で泣かせにきたのはあなただ。
感情がダイレクトに伝わるし、男の涙ってグッとくるよね。
声だけで風格を表すことのできる、登場人物の容姿を想像させる凄さ。
声の厚みや説得する時の声の張り方とかなんかもう凄かったぁ。

お腹いっぱい?お腹空いた?

音楽の中に、食器の音が混ざっていて面白い。
冒頭、カレームとマレー、ナポレオンとタレーランそれぞれの会話が交互にテンポよく話していて、このテンポ感が没入感に繋がって良かった。
視覚的な厨房の様子と声の慌てている様子から、厨房の忙しさ、戦場の様子が目に浮かぶ。
「お腹が空いている人は、イライラしたり悪いことを考えてしまう」とカレーム。
→お腹いっぱいになるような、暖かい空間の舞台…と思ったら、逆にお腹が空くような匂いまでしてきそうで、終わる頃には空腹に!
そのままコラボレーションしているレストランに行けば、まるでスプーンの盾の世界観そのまま。観劇の余韻をそのままに味わえるのは最高だなと思う。

カーテンコール

安元さんは千穐楽。他三人は初日です。安元さんと山路さんと信長さんが挨拶。
山路さん「歳をとって涙脆くなってしまって、もっと若々しく演じたい。また見に来てください(あやふや)」と、はにかみながら挨拶。
→イケメンでお茶目でユーモアもあるって最高だな!
信長さんは、「楽しかったです!」って笑顔で連呼してた。メガネありの前髪下ろしていて、大学生みたい。若く見えすぎる。声優って年齢不詳すぎて、研究して論文出してみたい。


音楽と融合して、フルコースを食べてるみたいな約三時間。豪華なホテルで観ているみたいな感覚。
本当に、武器を持たず血を流さずに料理で戦争をしていた。

大阪公演もあるので、ぜひ一度フルコースを食べに行ってみて下さい!


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