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何の気ない、「楽しい」気持ちのこと。

最近うれしかったことがあります。

会社帰りのバスを逃して、遅くまで残ったメンバーたちをWさんが車に乗っけてくれたときのこと。
車内では、今みんなで頑張っているプロジェクトについて、あーだこーだ大変だ、と話をしていました。

そんなときWさんが、

「大変ですけど、なにか決まったときには、ちょっと、楽しいですよね」

と、何の気なしに言いました。


それを聞いて、わたしはちょっとびっくりしました。

仕事のことを「楽しい」なんて言う人、わたしのまわりでは珍しいです。
言ったとして「そう考えるようにしてます!」という半ば無理やりな思いが透けて見える気がします。
なので「楽しい」って言葉は、仕事場で使うにはハードルが高くて、しかも、ちょっとうさんくさい。と、わたしは思っていました。

でもWさんは、何の気なしに言いました。「今日はいい天気ですね」「鳥が飛んでますね」と窓の外を見て言うような雰囲気で。


そうやね。

わたしもそんなふうに、楽しいって言ってみたい。


そう思ったときに、いつも胸の奥に持っていた「闘ってるような気分のカタマリ」がふわ〜っと解けて、あったか〜い気分が湧き上がってきました。
そしてわたしも、なにか決まったときには「ちょっと楽しい」と感じていたのを思い出しました。忙しさの中で忘れていただけだったのです。

あぁうれしい。こんな人と働くのは最高や。

お喋りが続く車内の後部座席で、わたしはそんな思いを、噛み締め、反芻したのでした。


「感情的な人」というと、浮き沈みが激しい人とか、想いにまかせて強い物言いをする人を思い浮かべるし、ネガティブな印象を持ちます。感情って、大人にとってはまるで敵のような、「抑えるべきもの」と思ってしまいます。

でも、感情って、そういうのだけじゃないね。もっともっと小さくて「何の気ない」感情もあって、それは抑えずに味わってみるのがいいね。
と、この一件を通して、考えるようになった今日このごろです。


読んでいただき、ありがとうございます!