ayabe_kenji
秋に収穫を終えた畑の霜柱を踏むように、空々しい年末があった。 新年のお雑煮と共に喉をぐいと言わせて、呑み込んでしまったあとは、 朝日と暮がじつにテンポ、良く晴天の客船に乗った、異国の碧味を感じている。 Kenji Ayabe … 1月の豆 代官山 FACON ミャンマ:シャン州ユアンガン パプア・ニューギニア:ガウリケニー農園 エルサルバドル:シベリア農園 いつから珈琲を飲むようになったのだろう。どこのレコーディングスタジオにある、あの放置されて焦げ切った
恋しくなるのは、たいがい対岸にあるね。
朝、目覚ましが鳴らないので心配になって起きると、いつもと似たような朝日が庭に佇んでいた。麦茶に氷をたっぷりふくませて、それを自分の口にふくませてから胃に流しこんだ。それが逆転することは生涯ない。 朝、シャワーを浴び、CDコンポの電源と再生ボタンを"プレスプレイ"すると中島ノブユキさんの「clair-obscur」が流れる。朝やそれに似た新しい日々の感覚を、少し自分に引き入れるための。 朝、洗濯物を取り込み畳む。数週間前から、タイミングを掛け違えた夜干し、朝取り込みが
2014年の1月迎える頃から、8ヶ月ほど書きためた曲を、縁のある近しい人の更なる愛を頂戴して、昨日レコーディングの初日を迎える事ができた。 イタリアを舞台にした1枚の写真と去年暮れに出会い、毎日のように飽きなく眺め、先月には実際にその写真と同じ場所を訪れることができました。このアルバムのストーリーを、今作品に関ってもらうひとりひとり説明する度、動く事のなかった1枚の風景は徐々に構図をかえながら、このぼくのいる未来へと時が動いているのを実感しています。本当に素晴らしいです