1年間で480組、BIG UP! zineのコラムを書いたなかで印象に残ったアーティストはコレだった
avexさんが運営している、音楽配信サービスの「BIG UP!」。こちらに連動しているWeb メディアで、昨年からアーティストコラムを担当しています。
ひと月で40アーティスト。2019年8月後半からスタートして、今までで480組のコラムを書いてきたわけです。
いやー…、あっという間だったな(笑)。
「BIG UP!」の方は「毎月、40コラムって辛いよね?」って心配してくださるんですけど、楽しいです! もちろん大変では、ありますけどね。(全く情報がないアーティストさんもいるし(笑)。)
今まで知らなかったアーティストさんにたくさん出会えたし、何より書く力が鍛えられました! 調べる力も、かな。
コラムを書くときに思っているのは、「アーティストさんの信じてるものを肯定したい」ということ。もちろん、クリエイションとしての優劣や私の好みとの兼ね合いもあります。でも、誰しも魅力ってあるわけで。その魅力をピックアップして届けたいっていうのが、私の想いなのです。
さてさてさて。振り返りはこれくらいにして、印象に残ったアーティストを紹介させてください! 行きますよ~!
チームWEST! 若手クリエイターズ
西を活動拠点にしている、若手クリエイターズ。SNSを覗いている限り交友関係もあるようで、「お互い高めあってるんだな~」と眺めてます。
左上から、Ryuunosuke Tateyama、かふ、TERA、音楽かいと(コラボ曲が配信されてるよ)。みんなとても曲がいい~!
Ryuunosuke君は徹底的な本格派。ちゃんと大学で勉強しているからこその作品作りというか。過不足ない音楽って、こういうことなんだなと思うのです。
かふ君は歌詞がよい~。言葉へのこだわりが強くて、意味だけでなく響きに重点を置いた創作をしているイメージ。
TERAくんは、バイタリティー溢れるクリエイター。「こんな感じ!」ってテーマを投げれば、たいがいのものは作れるんじゃないかな…。実はさなり君が入賞したオーディションに出ていて、その頃から追っていたりします。
音楽かいと君は、Mr.ポップス。「岡崎体育さんに勝てる名前にしようと思って、音楽かいとにした」っていうエピソードが好き。声がいいよね。浸透圧が高い。
ここ4人は本人が歌ってもいいし、クリエイターとしても抜きんでてるな…と個人的には思ってる。コラボにも前向きだし、もっといろんな曲を聴きたいな~。
KAMITSUBAKI STUDIO 最強説
BIG UP! って実は、KAMITSUBAKI STUDIOの配信もやってるのです…! やばくないですか? やばいですよね????
左上から、理芽、花譜、カンザキイオリ、大沼パセリ、Guiano。安易に使ってはいけない表現であることを承知でいうと、端から端までもれなく天才です。
米津玄師やりぶ、須田景凪のようなネット発クリエイターは、今や欠かせない存在なわけで。次の時代を創っていくのは、KAMITSUBAKI STUDIOだと思うのよね。
この曲の花譜ちゃんのバースが最高なの。この感情の乗せ方でフロウを刻む女性ラッパーって、あんまりいなくない? とりあえず聞いて!
めっちゃイケてるので、世間に見つかれ?
どちゃくそイケてるのに、世間に過小評価されてるアーティスト4選! 早く見つかってほしい~!
左上から、Marukido、Aisho Nakajima、水野あつ、ぎゅうにゅうとたましい。ちょっとクセが強い4人ではあるんですけど、もれなく4人とも光るものを持っています。
Marukidoは、エッチなお姉さんのインパクトが強すぎるけど、楽曲は超真面目。女性目線で、今をしっかりと見たリリックを紡いでいくラッパーです。可愛いけど、可愛いだけじゃない。絶対に賢いお姉さん。
Aisho Nakajimaは、一言でいうと爆イケですね。美的感覚だったり、バランス感だったり、もう最高。欠点は、妥協できないところだろうな…っていうくらいに、自分の世界観への追求心が強い。そこが、またいいんだな~。
水野あつは、歌い手としてもクリエイターとしてもいい。ポップスのセンスが本当に抜群なんですよね…。アニソンで楽曲提供とか、やってほしいです。絶対にハマる。
ぎゅうにゅうとたましい君は、やばい。一般的な流行とかが好きな人には、ちょっと遠い世界かもしれないけど、才能を持っている人のそれなのよね…。サウンドの作り方とか、歌詞の感じとか独特。ちゃんと自分の色を持っているクリエイターって、こういう感じだと思うのです。
「いいな」を残すミュージシャン
480組もアーティストを聴いていると、「どんな音楽やっていたっけ…?」となってしまう場面も、正直なところ少なくなくて。それでも、「良かった」っていう記憶と名前だけは、しっかり憶えているものなんですよね。
こちらは左上から、Ribet towns、シャンモニカ、YOTOWN、グッナイ小形、ヨットヘヴン。
いずれも、音源を耳にしたり、インタビューを読んだりして「なんかいいな」って思ったアーティストです。サウンドの感じだったり、歌詞だったり、マインドだったり。「面白い」よりも「染みる…」って感じ?
オリコンのトップチャートに乗ったりはしないかもしれない。でも、誰かに本当に必要とされたり、長いこと愛されていくのは、彼らが手掛けるような音楽なんじゃないかなと思うのです。
メロウな音楽、すこすこのすこ
なんだかんだいって、メロウな雰囲気が漂うアーティストや音楽が大好きな俺氏。「うわあああ、しゅき!」ってなるのは、こういう雰囲気のかたたちが多いのよね。
左上から、Sijima、YOHLU、Dannie May、fish in water project、yobai suspects。
Dannie Mayは、なんだか最近は人気が出てきているのを感じていて、「ほらー! やっぱりかっこいいんだってええ!」ってなってます。YOHLUも、これからどんどん人気が出てきそうな気がしてる!
歌謡曲+αな音楽って、やっぱりいま熱いですしおすし。もっと名前を聞く機会が増えるんじゃなかな。
福岡って、おつよいなァ…
全480アーティスト、調べているわけなのですが、思ったのは「やはり福岡って、すごいのでは…?」ということ。さっき名前をあげたYOHLUも、福岡だしね。
こちらは左から、虎太朗&YUNOSY、よあけ。虎太朗くんは、今をときめくBOATのメンバーだし、よあけの中原くんはMega Shinnosuke君と交友のあるギタリスト。
好きすぎて、無限リピートしてた時期も。虎太朗くんの歌い方や声が、個人的にドツボなのです。
歌声や曲が好きィ…
「他に紹介したい人いるかな~」って集めてみたら、みんなソロのひとでした。わっしょい!
左上から、Akusa、ELu.、狐乃餌、月町蛍光灯。まだまだ名前を聞くことは少ないメンツだと思うんですけど、私はとても好きです。
パソコンもインターネットも当たり前になった現代、若くからDTMを使って曲を作っている人の多いこと多いこと。自分が学生の頃は、まだ珍しかった気がするし、「時代なのかな」って思ったり。
月町蛍光灯は、元祖シティポップが好きな人にはハマるはず。2016年代のネオ世代じゃなく、70年代のシティポップを文脈で持ちながら、しっかり今年っぽいのよね。
狐乃餌ちゃんは、「Hug」のカバーがとてもよくてね…。「あぁ~、好きだな」ってなったんよね。ギターを弾き語りながらラップをする女性シンガー、良くない!?
ELu.は、Wolufyのボーカルの子。バンドとは、また違う声を聴かせてるのがいいのよね。歌い方やメロディーが超珍しいわけではないんだけど、なんか好き。
Akusa君、普通に聴いてたな。リリックが好きでね。自分の言葉をちゃんと持っているような印象があるの。一時期、気に入って聴いてました。
これから彼らが、どんなアーティストになっていくのか楽しみです。
2年目スタート!
480アーティストを振り返って、印象に残っているのはこんな感じかな。今回は、わりと有名めな方は省いてみました。Yackle君とかね。マカロニえんぴつやCzecho No Republicも実は「BIG UP!」で配信なんだよ~。
私がコラムを書くことで、サービスを使い続ける理由になっていたらいいなと思っております。どのアーティストさんも、ちゃんと調べて、ちゃんと聞いてるので。月に40アーティストだから、何十時間はかけられないけど、愛はちゃんと注いでるよ。
2年目も任せていただいたので! これからも頑張っていくぜよ~!! なかなかツイートしたりしないけど、覗いてくれたら嬉しいです。
それでは、また (´ω`)♡
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