フォロワーチェックしたら好きだった人が消えてた話

恥ずかしながら(ミュージシャン業のくせに)最近になって、、SNSをちゃんとやろう、という気になってきた。今更だけど。

細々とやってた、200人くらいしかいないインスタのフォロワーを、なんとなく覗いてみたら
昔好きだった、フォローし合った、憧れの女性二人が、いつの間にか私のフォローを外していた。


お二人とも、私のそれぞれのステージ、社会において、今までに出会ったことのないタイプの素敵な女性で
私は仲良くしたいと願って
その時の関係性を、その時はとても大切にしていた人だった。

その二人がフォロワーから外れていたことは、寂しかったけれど、同時になんだか安心した。

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5月末から、私はインスタの投稿に
2.3日一回ペースで、歌をあげるようにしている。

https://www.instagram.com/ayako_vocal/

投稿しようと思ったきっかけは色々だけど、一番は
明日死ぬかもしれない、なら今日何をやる?
と、問いかけられて
私の歌を残さなきゃ!と思ったから。 
日々の苦悩や揺らぎ、感情、バイオリズムも
歌に乗せて自分を表したく、残したくなった。

今の時代、自分から発信しようと思えば、発信はいくらでも出来る。
最初から完璧を目指していたら、時間ばかりかかって、結局いつまで経っても量が稼げないし
粗削りでも、クオリティを上げながらやっていけばいいや、それも生きた証だ!くらいに、腹をくくって、顔出しで投稿するようになった。

歌いたいー!と、思ったから始めた、なんて
歌い手活動をスタートしたばかりの頃と、何も変わらない動機に、私は素直になれた。

***

私は見た目が綺麗ではない。
加えて、歌ってる時の顔って、いい音、いい声を出すことにフォーカスしてるので(言い訳)
これまた、大ー変みっともない不細工な顔。笑

(ホント、アイドルは凄いし尊敬)

ちなみに、前例のお二人は
私より遥かに美しくて、可愛らしい。
何よりお二人とも、超ーセンスが良い。写真のアングルに、色彩感とか、バランスとか。洋服、化粧、スタイル、そして人との距離感も。

センスの凝縮した、洗練されたインスタ投稿を見るたびに、私の羨ましいが発動する。(それを味わうたびに、なんて健全な私の女子っぽ妬み感覚!と思う。笑)

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そのお二人が真正面からお顔を映さず
センスある投稿をしているのに対し

私は売れないアラフォーボーカルで
たるみもシワも気になる年相応な顔なんだけど
真正面から顔出しして歌っている。ひょえー
整いがそんなによくない顔で、真正面で歌われるって、見る側にとったら負担だよな、とすら思う。笑

直接的なもの、直接的な欲求を出すことって、みている人には時に、痛くてエグくて目を背けたくなる。でも見たい、という感じ。ふと漫画の広告に煽られて気がついたら課金するアレ的な。

で、振り返るわけだ。自分に。

よくもまあこんな歳とってんのに、
下手なのに、
可愛くないのに、
ダサいのに、
顔出ししちゃうんだ
みたいな気持ちを。


でもわかるのよ。

実際、私だって綺麗で可愛い若い子みてるときゅんきゅんするし

つり革広告で石田ゆり子の隣にローラが飾ってあるの見て、ローラの隣だとさすがの石田ゆり子でも、自分の老いをアラ探したりするのかなぁ、なんてくだらないこと考えたりするもん。

(いやいや、石田ゆり子は最高でインスタ激可愛いくて楽しみに見てて私はお話に出すだけおこがましすぎて超失礼なんだけど。苦笑)

***
また、真正面から私が歌う行為、は
歌いたい、という私の思いだけじゃなく

歌い手でいることへの承認欲求や

お客さんが新規で増えたらなー
フォローが増えて売れちゃったりして!
なんかの仕事に繋がったりして!!やーん!!
なんて、社会的向上意欲でもある。

え、?

結局、アラフォーでこの顔だけどまだ売れたい
とか、、、
思っちゃってる!!!
この人思っちゃってるよ、!
超絶さむーい!!!

、、と
思われてんのかもしれない。
(いやいや自意識過剰すぎてるだけで全く思われてないかもしれない。笑)


何いぅてんの。まじで。
音楽業界に望みなんかないし、
未だに若い方が、かわいい方が、当然いいに決まってるし。
そもそも売れたいとか、あなたアラフォーでしょ?
そんなこと言ってる場合かい?
色々いろーいろ頑張って、はよ子供を産み育てなさい。!

誰にも言われてないけど、(言われてるか?)未だ自意識過剰な私の外野な野暮な普遍的価値は五月蝿い。

***

つまり勝手にわかった?のだ。フォロワーからハズレた彼女たちの気持ちになったら

よく顔出しできるね、って感じだろうな、と。

とても間接的にセンスでまとめている様って、スカしまくりのイケてるインスタな訳ですよ。

それと思ったら私の欲望と欲求は土着でエグくてダサいのかも。って思ったの。笑

その人達に好かれる私でいたいと、少なからず思っていた時の私って、おそらく
アンニュイニュアンスイメージ勝負していきたい、スカしイケてるボーカリストでいるつもりだった。そうでありたいと思ってた。はい、認めます。

でも、いろーんな自分を経験してきて

もちろん、まだ音楽ではスカしたりイケてたりしたいし、イメージも大切に、声や音を作るべきだと思っているけれど、

昔より、自然体で無理しないことが私自身にとって大事かもって、自分を愛でて考えられるようになった。

田舎者だし、だからこそ都会的なものに憧れるし、洗練されたい欲に身を包みながらもがくのが、私らしいのかもなって、気もしてきた。

つまり、ダサいから卒業したいけど卒業しきれれないダサさが香るのも悪くないよ。人間臭くていい感じよ絢子。それがあなたであなたの歌なのかもよ、なんてとこまで、自己肯定ができていた。

***

フォローが外れていたのをみて。
彼女達から好かれたい、っていた気持ちから
卒業しなさいってことに、気づいたのだ。
嫌われても、もう大丈夫なのかもって。

アンニュイ、ニュアンスイメージ先行型の
スカしボーカリストは、とりあえず絢子さん向いてませんよーって。笑

いや。もうスカすとかどーでもよくって

私は私の生きかた、必死の歌人生を全うすればいいだけだと気づけた。

彼女たちの生き方は私とは違うし、なにより憧れや羨む気持ちは嘘じゃないけれど、尊敬もしているけれど

私は醜い顔でもいいから、歌ってる、歌で正面から戦ってる自分が大好きなんだ。きっと。

彼女たちのフィルターにかからなくてもいいや、と言える人生設計、ビジョンが、自分にあることを強く知ることとなった。

嬉しくなった。それって自立してるもの!ゴーイングマイウェイばんざい!!

***

ちなみに

直接的な欲求が出過ぎなのは、やはり見て頂く方の荷が重すぎるだろうと思い、笑。不快感を取り除くための適度なアングルと光と映り方を模索中。

とりあえず、LEDライト購入しましたとさ。


いつか売れたら、スカしPVでニュアンスおしゃれアングルで撮影するんだー。へっへっへー


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