裏の畑が耕作放棄地になりました。

90歳を超えるおばあちゃんの畑だったんですが
お年を召したことから規模を縮小。

今では広い畑だったところが原っぱになっています。

それがなんだか無性に寂しかったんです。

その畑の話はこちら↓

おじいちゃん、おばあちゃんたちが
一生懸命作ってきた”命”である畑や田んぼが
ただの原っぱになっている今の日本。

それは目の前に起きている現実であって
他人事じゃなかったんです。

農業の高齢化、地方都市の過疎化問題。

そこに食糧問題が絡んできているため
今は本当に深刻な状況だと思うんです。

これから先、日本で安心して暮らせるために
何かできることはないか
私なりにずっと考えてきました。

さて、昨年末に妄想会議という
秘かに考えている妄想を語り合う会に出席したときのこと。

そのときの記事はこちら↓

その頃に考えていたことは

という妄想でした。

現状として

・新潟には使われていない農地があって
・家庭菜園に興味がある人が増えていて
・自然栽培の重要性も認識され始めている

ここに需要があるじゃないの！と思ったんです。

借りたい人と貸したい人が
マッチング出来たらいいだけ。

移住者も増えるかもしれないし
過疎化問題も解消できるかもしれない！

妄想が頭の中でもわもわ膨らんだのでした。

しばらく妄想は妄想のままだったのですが
「もしかしたら実現できないかな？」
とある日、ふと欲が出てきたんです。

それなら話を聞きに行ってみよう！と

勢いのまま何もない素人が
本丸である「農業委員会」に行ってきちゃいました！

ひと言で言うなら農業委員会は「地域農業支援チーム」

きっと話くらいは聞かせてくれるだろうと
意気揚々と飛び込んできました。

耕作放棄地をどうにかする糸口は見つかったのでしょうか？

疑問：耕作放棄地ってどうにかできないの？

私からはこう切り出しました。

「知人が畑を探しているんですが
（これは本当）
休耕地を借りたい人がいたら
借りられるものなんですか？」

（妄想をそのままいうのはさすがにマズいと判断）

いきなり訪れた謎の市民に対して
窓口で対応してくださった
農業委員会の方は丁寧にお話を聞いて下さいました。

そこで聞いた話をざっくりとお話しますと

実際、農家さんも高齢化などにより
手が回らない農地があるのは事実なので

これから農業をやりたいという方がいたら
できるだけ後押しはしたいということでした。

希望者がいた場合は、農業委員会が間に入って
農地と希望者を繋ぐお手伝いをしてくれるそうです。

ただ、農業委員会として一番大切にしていることは

大切な農地を守ること。

借りました。やっぱりやめます。
と途中で投げ出されることだけは避けたいと。

大切な農地を荒らされるのは一番NGなんですね。

そりゃそうだ。

また、農地を貸すことになると土地だけではなく
農業用水の問題や組合に入る入らないなど
周りの方々との関係性も絡んでくるんだそうで。

確かに昔から

「上の弥太郎が水を使い過ぎて
うちの田んぼに水が来ないじゃぁないか！てやんでいっ」

など農業用水トラブルってあったみたいですしね。

知らない人がいきなり入ってきたら
土地の貸し借りだけでは済まない
様々な問題が出てきそうなことは分かります。

だから簡単に貸すわけにもいかないと。

そもそも農地を借りるには農業委員会の許可が必要。

また、許可を得るには「農業プラン」のように
どのような形で農地を運用したいのかを
示さないといけないようなんです。

となると農業で生計を立てたいくらいの
”意気込み”が必要そうだな・・・。

耕作放棄地ってどうにかできないの？についてのまとめ

・耕作放棄地も農地である
・農地を借りるには許可が必要
・許可を取るために農業プランがあった方が良い
・就農希望者に対しては農地の斡旋は手伝ってもらえる
・農地を借りたら組合に入るかどうかなど土地以外の問題もある

最後に

今回話を聞いて耕作放棄地問題は
そう単純な話ではないことが分かりました。

はい、ここで私の妄想
「借りたい人と貸したい人のマッチング」案
砕け散りました～。

ただ、この方法がだめだったことが
分かっただけよかったじゃないのと。

知らなかったら
いつまでも妄想していたはずなので
行動を起こしたことはファインプレー！

（ってことにしとこ）

地方創生
地域課題の解決
安心安全な暮らし

私にできることはないかこれからも模索を続けます！

以上、新潟に住んでいる綺麗道がお送りしました。

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