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産後のお悩み1、お乳のトラブル

産後3日ほど経つと、お乳を出すために、かなり乳腺が張ってきます。

初めての授乳で苦労したということをおっしゃる方も。お母さんも赤ちゃんも初心者なので、上手く出来ないのが、当たり前。

最初が肝心で、初乳には免疫物質が入っているので、ぜひ赤ちゃんにあげたい!と思い、お母さんは頑張ります。

ただ、乳腺が張っているのに、出て来ない!!
一滴💧出て、あー痛い!なんでこんなにスムーズに出ない!と焦るけど、すんなり出ません。

助産師さんにおっぱいマッサージをしてもらうと、ツーと出てきます。吸ってもらうと、出るから、頑張ってねと。

母の脳は、赤ちゃんが吸ってもらうと、プロアクチン分泌の司令が行きます。吸われないと、出て来なくなります。あるいは、搾乳して分泌を促してあげないと出なくなります。

いつも赤ちゃんと居られるお母さんは、お乳の分泌が促られますが、赤ちゃんが入院していたり、お母さんの具合が悪かったりで、一緒に居られないと、お乳は出にくくなりやすいのです。相当、デリケートなことで変わってしまいます。

お母さんが頑張ってお乳を作り、赤ちゃんが吸ってくれるという、循環が良くなると、お乳のトラブルはないのですが、なかなか循環が掴めない場合、乳腺炎など詰まりや痛みが出てしまいます。

そんな時は、昔からゴボウシ(牛蒡の種)を煎じていました。

ゴボウシ(牛蒡子)
飲み方:1回10gほどを水600ccに入れ30分~40分煮出して半分くらいになったら漉して、お茶代わりに何回かに分けて服用します。また、牛蒡子を大さじ一杯くらいフライパンで、乾煎りして噛んで食べることもできます。

お乳のトラブルも、出すぎや出ないなど、色々あります。とってもデリケートなお悩みで、助産師さんに相談することが多いと思います。助産師からゴボウシのお話を聞いていらっしゃる方も。

しっかり母乳を続けたい方へ

お乳は血が原料。血は出産でも消耗して、続けて授乳が始まるため、血はどんどん減るばかり。血を補う漢方薬は妊娠前から妊娠中、授乳中まで続けておくと良いとされます。

最後に、お乳をあげたいけど、色々な理由で4カ月までしかあげられなかったという寂しさが私はあります。母と子の大切なスキンシップですから、母乳が良い!と思うところですが、ミルクでも元気に育ってくれます。




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