終わるのか、今年。

　年末に差しかかると、また何もやれなかったなという事への焦りが襲いかかってくる。そういった気分を和らげるために年末ジャンボ宝くじがあるのかも。今年一年という時間はすっかり消費してしまったけれど、まだ結果のわからない宝くじが残っている。そのちょっとしたわくわく状態を年末ギリギリまでキープしてくれることに価値がある。当たっていても外れていてもどちらでもかまわない、夢を見させてくれ。それはそうとして7億ほしい。

　クリスマスに「涼宮ハルヒの消失」を観た。この習慣をかれこれ数年間続けている。一年のブランクがちょうど良いのか毎年新鮮にいいな〜と思う。序盤のシーン、世界が塗り替えられて、見知った仲間たちが別人になってしまったことへの絶望感とか心細さの描写が好きだ。長門の家に行って朝倉と一緒におでんを食べた帰り、マンションのエレベーターの中で（自分の知っている冷静で頼もしい長門はいない、あれはただの女の子だ）ってげんなりした顔で打ちひしがれているキョンが本当に好き。このあたりの描写があるから帰還の糸口を見つけたときの安堵やラストシーンの独白が沁みるんだよな。なので、消失を観るときは表情やしぐさをつい追ってしまう。

　FGOのクリスマスイベントのシナリオがよかった。一気にまとめ読みしてしまったけれどストーリー開放日に合わせて読めばよかったな。

　いい台詞だな〜としみじみしてしまった。いやいや命を賭すな！とは思うけれど、思った以上に藤丸さんは大事にされているし祈りを捧げずにはいられないのだろう。