見出し画像

デンマークと芋

さつまいもが好きだ。
さつまいもを食べていれば、それなりに栄養バランスがとれているんじゃないか?と思うくらいさつまいもが好きだ。

デンマークには、「Sweet Potato」というものがある。アメリカにいた時もあった。
砂糖と芋を混ぜたお菓子ではない。芋の名前が「スイートポテト」なのだ。

見かけがサツマイモすぎて飛びついたら、甘くない。中が美味しそうなオレンジなのに甘くない。
なんで名前がスイートなんだ…何と比較して甘いのか…ジャガイモか?ジャガイモより甘いからスイートなのか…?
とスイートポテトと会話を試みようとするくらいには甘くない。
水分量が多いので、かぼちゃっぽさを感じる。
しかし、デンマークのスーパーで手に入るジャガイモ以外の芋は主にスイートポテトだ。

ちなみに蒸すとこれはこれで美味しい。しかし、デンマークでは主にオーブンで焼いている。アメリカで最初に出会ったときの姿はフライドポテトだった。すごく固定化された偏見イメージだが、スイートポテトの料理一つで国を感じる。

そして今日、かなり小ぶりだが、アジアンマーケットでさつまいもに出会った。
見かけがスイートポテトなのか、サツマイモなのか分からず素通りしていたが、中を確認して白かったのでさつまいもだと判断した。
そして、ずっとゴボウかニンジン方面だと思っていた白いさつまいもだと言われる物も購入した。(おそらくGolden-Skinned, Pale-Fleshed Sweet Potatoes)

さつまいもは、さつまいもだった。
甘みは日本のものより薄いが、風味とホクホクねっとりさが間違うことなきさつまいもだった。
母っちゃん、おら、デンマークで生きてけるべさ…!!!
と思えるさつまいもさだった。

そして白いさつまいも。
芋っぽい丸々としたものを選んだので、写真では分かりづらいが、これは見かけがただの根っこに見えて、そもそも芋では無いんじゃないかと疑っていた。
しかし、手にした瞬間私は気づいた…さつまいものように側面に固形化した蜜が付いていることに。
そして、それを信じて購入した。


美味かった…正直、小さいさつまいもより美味かった…
ほんのり甘く、ホクホク。紅あずまが好きな自分としては最高なうまさだ。うまい。

芋、として買うと安いものでは無かったが、美味しい芋たちだった。ちなみに、拳よりも小さめのさつまいも5つと白い芋で50krくらいした。約800円くらいだ。......高い。1日半経って値引きされたケーキワンホールと同じ値段だ...


ちなみに、海外へ持って行って助かっているもが「シリコンスチーマー」だ。
レジデンスでの共同キッチンだと、時間をかけて料理がしづらい、というか何かをつくっている最中に他の人が来て英語で会話をすると、会話に懸命になり料理にミスを犯す。砂糖と塩、ベーキングパウダーと重曹を今のところ間違えた。
サッと料理することを助けてくれるシリコンスチーマーは本当に助かっている。そして野菜が美味い。


ちなみに、ジャガイモももちろん好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?