「自分」が一番大事な時代

戦争直後に生まれてから今も生きる人生の先輩と話をしていると、「自分」というものの重要さが、私とは桁違いに違うことを思い知って驚くことがある。

食べることに不自由してサバイバルする時代を生きてきた人たちは、まず「自分」より、兄弟だったり、子供だったり、パートナーだったり、

自分というもの意外の人間を優先して生きることが当たり前だったようだ。

それに比べて今。

年月がたち、戦争を知らない世代の人間は私を含めて「自分」というものの存在がものすごく大きくて重要で大切。

ちょっとでも傷つきたくないし、嫌われたくもない。

自分ばかり見る余裕があるんだろう。

自分ばかり見過ぎて、周りの弱いものや人を犠牲にしてまで自分を守ろうとしてしまうんじゃないか。

子育てなんて、そうとうに弱い生き物だから守るべきものなのだけれど、いざそんな存在を目の当たりにすると

これまで自分が大事だったのに、それ以上に大事なものができるということにぶったまげてしまう。

世界がひっくりかえったような衝撃。

これを受け入れられない、とか、やっぱり自分それより大切だと思う人は

自分より弱い子供を犠牲にして自分を守ろうとしてしまうんだろう。





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