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住む場所

フランスと日本を行ったり来たりする度に、新しい発見がある。

例えばフランス8年目にして、日本からフランスの家に戻って来て発見したのは

近所のパン屋のなんてことない固い菓子パンが、驚くほどうまいこと。またそれに、「うまい!」と思って感動して夢中になって食べてる自分がいること。

こんなことフランスに住むようになって8年目で初めてのことだ。

日本に帰国して、地元福岡の馴染みのラーメン屋でいつものラーメンとおでんを食べる時。

実家で白いご飯を炊いて食べる時、体が踊って喜ぶほど、うまい!と感じる。

それと同じような感覚でフランスに戻った時に、うまい!と感じられるようになって来たんだなぁ、と自分の変化にしみじみ。

それにしても、なんでこんな遠いところを行ったり来たりしてるんだろう?

これは一番最後に日本帰国した時に、ふと、にじみ出た疑問。

これにしみじみ向かい合う。こういうことが必要だから行ったり来たりするのよな。

いーっつも同じ場所にいると、そんなこと考えもしないもの。

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