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一流選手の氣に触れる

久しぶりにnoteを更新してみようと思います。

昨年1年間は会社の仕事が…というか上司のパ〇〇ラで完全にメンタル的に振り回されてしまい、
正直曼荼羅に向き合う気力が完全に削がれてしまいました。
以前も「上司と不仲」なんてことはしょっちゅうありましたが(苦笑)
昨年の削がれ方は半端なかったです。「吸血鬼」という言葉がピッタリですね(笑)

そんな私が削がれても何とか曼荼羅を描くことができた要因は多々ありますが、最大の要因はスキージャンプ観戦でした。
マイナー競技と思われがちですが、日本には世界に誇るレジェンド選手たちが多くいて、
とにかく皆、メンタルが強い。折れても折れても立ち上がってくるし、何よりレジェンドと言われる選手たちは息が長いです。
まだ若いはずの高梨沙羅ちゃんはもう10年以上ワールドカップでトップクラス、
オリンピックでのメダルだけでなくワールドカップ歴代63勝という偉業を成し遂げており。
50歳を超えている葛西紀明さんは親子ほど年が離れている若手選手たちを凌ぐパフォーマンスで未だ国際大会に出ているし、
葛西紀明さんが監督として育てた小林陵侑くんや伊藤有希ちゃんもこの天候に左右される競技で今季安定してトップクラスで大活躍しています。

先日、そんなジャンプの女子ワールドカップを観戦をしに山形の蔵王まで行ったのですが、なんとこの真冬に蔵王は大雨で試合がキャンセルに。

一番衝撃的だったのは、世界トップクラスの選手たちも待ち時間は狭いプレハブ小屋に長時間閉じ込められ
日本だけなのか欧州もなのかわからないけれど置いてある軽食もカップラーメンやコンビニおにぎり、パンのみ。
(もちろん選手は食べないと思いますがコーチやスタッフの方が利用していました)
整備の方は雨の中何とか開催しようと体を張っており、報道陣の方も雨に打たれながら何とか番組の枠を埋めようと奔走し、
スポンサー・応援団の皆さんは重たいのぼりを持ってテントの下でずっと待っており…
かなり過酷な環境下だなと感じました。

慣れや経験もあるかとは思いますが、改めて世界を転戦する選手たちの強靭な体力とメンタル、
そして必死で大会を支えるスタッフさん、コーチ、スポンサーの皆さんには本当に感銘の一言でした。
狭い部屋でずっと待っているだけで脚はむくむだろうし、ストレスで簡単に体重の増減もするし、移動で体力もきついはずです。
女性はホルモンバランスでの好不調も当然あるだろうし、ロストバゲージ、天候不良でフライトが飛ばないなんて話もざらに聞きます。
若い選手たちはまだともかく、年齢が上のコーチやトレーナーさんたちなんて相当体に堪えると思います。
だけど文句を言わず、お互いをリスペクトし合う姿にはまさに人間力の賜物だなと感じました。

そしてこんな状況でも選手の皆さん本当にファンサが良く、海外の選手たちと直接お話したり写真を撮ったりできて
試合中止の残念さよりも一流の選手たちの氣に間近で触れられたことへの嬉しさが勝り、とにかく感激でした!
私のしがない会社人生で起こっているくだらない社内政治やパ〇〇ラとかでやる気が削がれるというあたり、自分の器の小ささも改めて思い知りました。

この写真の整備風景なんて、個人的にはジャンプ飛ぶより怖い……私なら滑り落ちる自信があります。。


どうかこの素晴らしい競技が永く続きますように。そして来年は蔵王…いや、世界中のジャンプ台に良質な雪が降りますように。
地球温暖化対策も引き続き、私もできることからしていきたいなと切に思います。

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