昔から、新品を買った方がいいと母親に言われていた。
中古は誰が触ったのか分からず、汚いからと。

母は潔癖症気味だったので、そう言っていたのかもしれない。

母は新品を買うときでも、本なら下の方から誰も触ってなさそうなものをとり、服なら裏のストックから出してきてもらう。

そんな環境で育ってきた私なので、メルカリはもっぱら売る専だった。
中古品を買う人は汚いと、母に思考を刷り込まれてきたから、自分はそうならないように努力してきた。

努力して、新品を買っていた。

でも、最近ちょっと考え方が変わって、メルカリで買うのもいいかもと思うように。

今回は、私がメルカリで購入するものと新品を買わなくなった理由を紹介します。

私がメルカリで購入するもの

私がメルカリで購入するものは、大体この３つに当てはまります。

買い逃したアイドルグッズ

私は韓国アイドルが好きだ。

韓国アイドルは、すごくストイックに努力をして、歌やダンス、プロポーションなどを磨き上げるから。
そして、その過程も全て発信してくれるから。

韓国アイドルたちが頑張っている姿を見ると、勇気をもらえるし、私も頑張ろうという気持ちになれるから応援してる。

そして、グッズやトレカなどを気に入ったものを集めている。

すべて公式から買えたらいいが、ランダムで当たらなかったものや買い逃したものはメルカリで購入。

実は、アイドルグッズはかなり前からメルカリで買っている。

これは新品を買おうにも買う方法がないので、メルカリで買っている感じで、中古を買っているという意識ではない(私の中で)

今も昔も、そしてこれからも、メルカリでアイドルグッズは買うと思う。

状態のいい洋服たち

最近メルカリで買うようになったものの一つに洋服がある。

といっても、状態の悪いものは買わず（古いものは気分が下がるので）、新品もしくは数回しか着ていない掘り出し物を探している。

人気ブランドじゃなければ、元値数万円もするものが1,000円や2,000円で売られることもある。

最近はユニクロですら3,000~5,000円はザラにするので、数万円の質の良い洋服がユニクロ以下の価格で手に入って大満足である。

私自身あまりファッションに興味がないせいかもしれないが、シンプルで質のよい服を安くで探すのに、メルカリはうってつけだった。

（たまに安いからと買ったら、シルクやカシミヤ素材のもので、手入れに困るという失敗もあるけれど・・・質の良い服=手入れしやすい服ではないのだ。）

ちなみに、メルカリで服を買ったら、1~2日ほど天日干しをして殺菌してから着ると、汚れなどはあまり気にならない。

読みたかった本

私の趣味の一つに読書がある。
本は少ない月でも1~2冊、多いときだと1万円以上購入したりする。

古本というと、これまた母が大嫌いなものだった。
とくに、ブック⚪︎フなどの古本屋は独特の匂いがするらしく、本は絶対新品で買いなさい。と母に言われて育ってきた。

だけど、最近はメルカリで買っている。

育休中に本を買いたかったけど、高くて買えない時期があった。
そんなとき、メルカリの売上金を使って、古本を買っていたからだった。

当時は、新品を買えない自分を情けなく思っていたが、時間が経つと普通に思えてきた。

そもそも、Amazonで新品を買っても埃を被った本が届くこともあるし、私がメルカリで売った本はほぼ新品の綺麗さのものもあった（実際一度も読んでない本もあった）。

さすがにコーヒーをこぼしたような状態の悪い本や、書き込みがある本は選ばないけれど。（見るからに汚い本は運気も気分も下がりそうなので）

メルカリで綺麗な本を買って、一読して、またメルカリで売る。

経済的で、環境にも優しくて、なんてSDGsなんだろう！

新品を買わなくなった理由

私には、新品を買わなくなった理由が3つあるので、ひとつずつ紹介します。

転職&物価上昇で使えるお金が減った

1番の理由は、ナチュラルに使えるお金が減ったから。

まず、子どもが2人産まれて、独身のようにお金が使えなくなった。
しかも、これまで正社員で働いていたのに、小学校進学とともにやっぱり子どものそばにいたくなって、パートになってしまった。

給料は半額以下。
どう考えても、今まで通りお金を使っていたら足りない。

そこに、ここ最近の物価上昇。
100円だった卵は250円にもなり、150円だった牛乳は250円になり・・・

普通に生きていくだけで精一杯になったので、趣味や娯楽費は半減させるしかなかった。

ドイツ人が蚤の市でものを買うことを思い出す

学生時代に、ドイツに3ヶ月ほど留学していたことがあった。
その時に語学だけじゃなく、ドイツのエコな考え方を学んだ。

ドイツのおばちゃんが、蚤の市（フリーマーケットみたいなもの）で中古品を気に入って買う。そして、それを大事に使う。

そんな場面をよく見た。

ドイツではデパートには人がガラガラなのに、なぜか蚤の市などのマーケットには人がたくさん集まっていた。

当時、20歳前後で若かった私は、なぜ新品を買わずに中古なんて買うんだろう？と不思議に思っていた。

でも、今思い返すと、新品を買うのって環境にも悪いし、お金もかかる。
そして、新品で綺麗に並んでいるものって、ちょっと面白味がない。

古いものを探すのってワクワクするし、いいものを見つけた時の愛着が半端ないのだ。

今なら、蚤の市で掘り出し物を探す、ドイツのおばちゃんの気持ちがちょっとわかるかも。

浮いたお金で少しでも投資をしたい

本を新品で買ったら2000円だけど、メルカリなら1500円。

たった500円の差。

だけど、私にとっては2000円でも1500円でも満足度は同じ。

それなら、浮いた500円で株式投資でも仮想通貨でも、なんでもいいから投資した方がいいな。と思うように。（もちろん、もう一冊本を買って、自己投資でもいい。）

今は500円の差でも、株価が上がれば数年後には1000円、2000円の差になっているかもしれない。

塵も積もれば山となる。

クレジットの請求を見ると、コンビニでの数百円の出費が数万円の請求になっている経験はないだろうか。

それと逆の体験をしたい。

数百円の節約をして、将来に大きな差になればいいなと思う。

将来、子どもと留学するために支出は減らす

いろいろと理由づけて、新品を買わない理由を書いたけれど、新品を買う人を批難したいわけではないので悪しからず。

私だって、新品の服を買うこともあれば、新品の本を買うこともあるので。

でも、できるだけメルカリで中古品を探して、支出を減らしていけたらなと。

すぐに収入を増やすのは難しいけど、支出を減らすのはすぐにできる。

1万円支出が減れば、1万円給料が増えたのと同じことだ。

浮いたお金は、将来子どもと留学するためにとっておきたいと思う。