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”忙しい時間もいつか愛おしい時間に”そんな写真を撮るカメラマンに。

初めまして、出張カメラマンのあやこです。

写真に対しての想いや日々感じることを発信する場がほしいと思い、noteを始めてみました。

今回は私が一番伝えたいこと、
私の撮りたい写真について。

私がカメラマンになった理由

そもそもの私がカメラマンになった理由は、
大切な人の大切な時間を写真で残したいから。

幸せ〜って思えるこの時間を写真の中だけでも留まらせておきたくて、
最初は自分のためにシャッターを押していました。
そのうち人にも喜んでもらえるようになって、
こう思っているのは自分だけじゃないぞと、
周りにいる人たちのためにも写真を撮るようになっていました。

そして私が何を仕事にしようか悩んでいたとき、
ふとカメラマンはいいんじゃないかと思いつきました。

"人の幸せな時間を残したい"

これが私のカメラマンになった理由です。
(詳しくはまた別の機会に)


”日常写真を撮りたい”想いのきっかけになったエピソード


カメラマンになってから、さまざまな人を撮影させていただきました。

そんな中で感じたのは、
幸せというものは実は常にあるということ。

ある日私は、友人が出産したので友人と生まれたばかりの赤ちゃんに会いに行きました。

一緒に海沿いを歩き、ビーチへ行き、知り合いのおむすび屋さんへ顔を出し、ショッピングを楽しみ、道の途中で顔馴染みと遭遇し、お友達のカフェへ行き。。

私は持ってきた富士フィルムのカメラでその日一日写真を撮っていました。


家に帰りその日の写真を渡すと、

「正直子どもが生まれてから毎日気持ちが一杯一杯だったけど、
こうやって写真で見ると私の周りには優しい時間が流れているんだなって気づいた」

と、そう言ってくれました。


「毎日ずーっと抱っこ。
下ばかり見て、歩きまわって、
眠っていても起こされちゃう。

どうしたって疲れちゃうけど、
こうやって写真で見ると、優しくて尊い時間が流れているのだなと。」

私は何の気無しに撮っていたので、
彼女のこの言葉は予想外でした。

写真が、周りにある幸せを気づかせてくれた。

ずっと一人で子育てを頑張っていると思っていたけれど、
写真を見返すと色んな人が抱っこしていたり。

大変だと思っていたおしめ交換や授乳も、
いつか月日が経てば懐かしくて愛おしくなる。

私は母になったことがないので想像することしかできないけれど、
忙しさに追われている子育ての時期こそ、
写真に収めることで救われる人は多いんじゃないかと思いました。

日々の日常を写真に残していくことには価値がある。
写真には人を幸せにする力がある、そう確信しました。


写真で私がしたいこと、撮りたいもの。


カメラマンを呼ぶとなると七五三やお宮参りなどの特別な記念日がほとんどです。
ですが日々過ぎ去ってゆくいつもの日常こそ、
もっともっと写真を残したい。

お母さんたちの写真フォルダにはたくさんの我が子の写真があります。
ですがそこにお母さんと子どもが一緒に写っている写真はほとんどありません。
我が子を見つめるお母さんの顔や、おしめを替えたりご飯を与えてくれている光景こそ、残してあげたい。

忙しかった育児期間に、あまり写真を残せずに後悔しているというお母さんの声は何人も聞きました。

そんな後悔が少しでも無くなるように。

”忙しい時間もいつか愛おしくなる”

何年か経って見返した時に、
当時の記憶を蘇らせてくれるのが写真の役割だと思っています。

そして子どもも
写真から知らなかった親の一面、愛情を知れる。

”人の幸せな時間を残したい”
から
”写真を撮ることで今ある幸せに気づいてほしい”

今はそんな風にも思っています。

日常に溶け込む系カメラマン、
いつかそんな風に認知してもらえるように。


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