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庶民のパリがなくなる!ありがとうTATI。そして、バルベスがどんどんオシャレエリアに。

Salut! Ayakoさん
日本はシルバーウイークでカレンダー的には4連休だよ!
わたしは金曜夜にnoteの使い方などをいろいろ教えてもらってる「じょいっこ」さんとフランス人が営むカジュアルな茶席に行ってきました。詳しくはじょいっこさんのnoteを。


そして、今日は、じょいっこさんに教えてもらったゾロアスター教のカレー(おいしいよ)を食べてきたんだけど、もともと中東研究をしていた方と一緒に行ったので、でてくるお料理の内容とか地域とか、正確には、「あれ?」って感じだった。
フランスでも和食がおしゃれすぎて「?」というアレンジが加わったりして、その解釈は違っておもしろいよね。ガチすぎるとエンタメ性もアート性もなくなるから仕方ないけどね。東京にいながら"食"で旅しているよ。

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ところで、この夏、びっくりしたパリのニュースで、いちばん「えーー」ってなったのが「TATI、閉店へ」という記事。「タチ」とはバルベスの駅前にある安いドンキみたいなお店。洋服や日用品などなんでもあって、とにかく安い。チープだけど、カラフルでかわいい掘り出しものがあるので、学生だったわたしは家も近かったからよくのぞいていたよ。


「タチ」のピンクのチェックロゴもかわいくて大好きだった。TATIのTV CMたまらんー。


たまに地方に行くと、パリでも買えるのに、ここにも「タチ」がある!と
嬉しくなって、立ち寄った。

そんな「タチ」、気づいたらどんどんクローズしていて(経営難で2000年代以降、衣料大手グループや格安チェーンの傘下となり再建を図っていたとのこと。)
なんと今は、バルベスのみだった。ここは、1948年にオープンし、70年以上にわたり庶民の味方として君臨。なのに、コロナで売り上げ60%減。そして、閉店が発表!ひー。その記事を見て、ひとつの時代が終わるなぁと感じた。

でも、タヒチにはまだある。去年行ったばかりだから、さすがに同じフランスでもタヒチは健在だろうと思っていたら今日、タヒチに住む友達から「タヒチのTATI が撤退です(涙)。なので、ただでさえ激安商品がさらに7割引セール。帽子300円でゲット。物価の高いタヒチでこの値段はありがたい」とメールがあって、
びっくり。タヒチの TATIもなくなってしまう。悲しい。

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バルベス含め18区は、マグレブからの移民の方たちが、住むエリア。賑わうマルシェもあって、いろんなカルチャーがミックスしてとにかくカオス。ゴミも散らかってるし、花の都パリのイメージとはかけ離れている場所だけど、最近は、どんどんおしゃれエリアに!
まず、映画館「Louxorルクソール」が1920年に建設された当時のネオ・エジプトとアールデコを再現して復活したし



(↑「Louxor」から見るTATI。)
さらに、Brasserie Barbès (ブラッスリー・バルベス)が誕生し、ミュージシャンや、カルチャー系の人も多く訪れて人気スポットに。

パリのスラム街、グット・ドール含め、パリでもっとも危険な場所のひとつと言われていたけど、今ではcoolなスポットのバルベス。そんな中でも存在感あったTATIのクローズ。TATI跡にはいったい何ができるのだろう?おしゃれすぎないで欲しいけど、どうなるんだろう。複雑な気持ちです! Ayakoさんの家の近くもだいぶ変わったよね? またー。



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