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同担ですもの


本日は、私の夢が叶ったお話。


息子の彼女と買い物に行きました。


私は3人の息子の母親という役割をしています。


しっかり育てたという自覚は薄く、気づいたら子供達は大きくなり、関わり方がパートタイマーだった気さえしています。


息子3人は、3人ともそれぞれに逞しく、


愉快な仕様で成長しました。


男の子のお母さんとして、私には、息子の彼女とは仲良くしたい。という夢がありました。


今でいうところの同担です。


同担とは?アイドルグループなどで、自分が応援している人と同じ人を応援している人のことです。

私が嵐の二宮和也さんが好きで、あなたもそうなら同担。ということになります。


同担最高。だって同じ人を好きってことは人類皆兄弟への道の入り口。と私は考えております。


私は私なりの方法で、依存することなく、執着することなく、子供達との距離を測ることを意識して共にある時間を育ててきました。


それは、ハグを強要してハラスメントだと叱責されたり、


ふざけすぎて、やりすぎだろうと冷静に指摘を受けるなど、


数々の見誤りはあるにせよ、


個としての尊重に努め、母という役割の罠に落ちないよう気をつけてきました。


なので、子の彼女=同担の公式が成立します。


私が愛情を持ち、エールを送る気持ちを抱く息子に対して


同じようでいてまったく違う


好きを持つ人が存在するという奇跡!


そして、息子の矢印もその子に向いているとは!


大歓迎。ありがたい。


その私が満を持して


次男の彼女と買い物に行くことになったのです。


私、三男、次男、次男の彼女という布陣です。


三男の私服コーデ大作戦。という目的です。


野球部あがりは、日頃スエットか、ジャージか
制服で事をたらしています。


しかし、そうばっかも言ってらんないよね。


私服もないと困るよ。ということになり、


買い物と洋服大好き次男が、見立ててくれることになりました。なんなら彼女からも助言をもらうことになりました。


えっ?会わせてくれんの?が、私と三男の第一声でした。


うん。次男は当たり前風でした。


やったー!!私と三男大喜び!


当日、朝、気合いを入れて化粧をして起きると久しぶりに宿泊した実家で、母から、


早く顔洗って化粧しなさい。と言われました。


した後だよ。というと、


嘘でしょ?!と三度見されました。


三度見で凝視した後、


本当だ。と言いました。


薄っ。ともいいました。


ちなみに我が母は、メイクの達人でいつも自分をかわい子ちゃんに仕上げているため、70歳でなお、可愛い❤️と言われがちです。


そのDNAは全て妹へ受け継がれました。


朝ご飯を食べると、妹がやってきて、


今日、〇〇ちゃんに会うんでしょ!?と食い気味にいいました。


コテとかメイクとか持ってきたからしてあげるよ。


いや、もうメイクしたよ。


というと、えっ!!!嘘?とまた見つめられました。


凝視した後、妹も、薄っ。と言いました。


ゴーストメイクの名手、おだんごです。


したかしないかわからない。存在さえ希薄。


それがゴーストメイク。流行しないかな。


えーっ!もっとどうにかしたほうがいいよ!


妹は力説しますが、


あんたが私を堀北真希さんにできるならしてもらう。


というと、間髪入れず 無理。と言いました。

ちなみになぜ堀北真希さんかといえば

10数年前、職場の先輩から


あんたは、私が本気でメイクしたら堀北真希ちゃんに寄せられる。と言われてその気にさせられて


一度もそのメイクを施してくれなかったという


堀北真希にするする詐欺事件から引用しています。


無理と匙を投げられたため、一緒にシューイチの体格ブラザーズを見て大笑いした後、私は出かけました。結局コテもメイクもせず、笑い皺を増やしただけです。


三男は前日次男のところにお泊まりして、彼女は自宅からで、買い物する駅で待ち合わせました。


こんにちは!

にこやかで明るい彼女と挨拶を交わし

最初からなんだかあまり緊張もせず、お土産交換をして、和やかなスタート。


若い子のお洋服のお店に行くと踏んでいたら


着いたらユニクロでした。


結局着回すならユニクロ。


物によってはGU。


ということで、そこからは三男は試着室でマネキン


私は支払いクレジットカードと化して


2人が選ぶ服を着せ替え人形になる三男


結果決定した服を支払う私となりました。


我が家のファッションリーダー次男のおすすめコーデが彼女に、えっ、それ違う。とことごとく却下され、


打率が2割。と三男に評されていました。


彼女は遠慮も忖度もなく、それいい!似合う!可愛い!と三男を褒め倒し、


違う、ワンサイズ上にしよ!などと率直に意見も言ってくれました。


三男はただいい気分で、次男はそれをみてニコニコしていました。


大きな紙袋2つの洋服を抱えて帰る際、


次男と彼女にお昼代を3000円あげました。


1人1500円まで食べ放題だぞ!と私が言うと


2人がやったー!と言いました。


1500円でやったー!と言う子供に育てた自分と夫、彼女の親御さんにブラボーと思いました。

次男の家族である私達を前にしても、自分を取り繕うこともなく、無理に合わせることもなく気持ちをはっきり言える彼女の清々しさが、眩しくて大変気分が良くなりました。

良くも悪くも嘘がつけない。次男がそう言う彼女を私はすごく頼もしく思いました。


次男の好きな人は、やはり私も好きな人でした。


おだんごさん、だいすき。


だって。と次男からラインが来ました。


2人で食べたラーメンの写真が来ました。


そうでしょうそうでしょう。


私も〇〇ちゃんが好きだもの。


だって私たち、同担ですもの。


#note
#家族の話







お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。