見出し画像

おだんご隠し味 先生、私を卒業させます の巻


先日、私が長くダラダラと書いていた


創作のお話の最終回を書きました。


創作が苦手な方は読まずとも全く問題ないです。私もそうだからです。

読まなくてごめんね。と声をかけてくれる人には、don’t worryです😊


今日はこれを書いた心もちをおしゃべりします。


創作を読みたい!というニーズ。


それ自体、私はこのnoteの世界で多くはないのでは?と考えています。


自分自身が、気軽なエッセイが好き。というのが最たる理由です。


実際、私は基本的には疲れた人がさくっと読めることを最優先しています。


難しいことをいうつもりも、書ける頭脳もないので、わかりやすい言葉で、普通盛りの文章を心がけています。


私が書くものの中でも、創作はビュー数、スキともにそれほどに伸びがあるわけではありません。


では、なぜ書くのかといえば


書くことを面白いと感じているからです。

そして、必ず読んでくれる人もいるからです。


あやしもさんに、以前、なんで人が私の創作を読んでくれるのか実のところ不思議です。と打ち明けたことがあります。


あやしもさんは、それは、面白いから!と答えてくれてかなり励みになりました。


毎回いいますが、誰も読まなくてもいいなんて
カッコつけるようなことをいうならば、noteはしていません。


コールアンドレスポンスの先に、物語が成長をする様を体験しました。


その現実に、自分自身も驚愕してきました。


ちなみに。



元々、小さい頃から自分を嘘つきだな。と思っていました。


石ころのようなエピソードを、ダイヤだよ。というようなことが得意でした。


今で言うところの盛りがちという性分です。


面白がらせたり、喜ばせたい。という気質が強いのだと思います。

ですので、特に日常を切り取るエッセイについては普通盛り、常温をこころがけています。
盛りが良すぎると、胸焼けにつながります。



嘘つきの性分。


それは私の悪いところですが、その気質を自由にできるのが創作でした。


最初から作りごと。


なんて、気楽。


これ、本当? 盛ってるんじゃないの?に


怯えなくて良い。


創作は続けていくうちに、自分が自分らしく
書くということに向き合える場所になりました。


思えば8ヶ月前に、このネタを思いついた時の


胸踊る気持ちは今でも瑞々しく呼び起こせます。


引きのいいタイトルを思いついた。これなら読んでもらえるかも。


そんな風にウキウキした気持ちがこちらに認められています。


創作のタネみたいなものがあるとして、


花が咲いたら、全く想像していない花だった。


というのが、私の創作スタイルです。


とりあえず埋める。


とりあえず水をやる。


とりあえず日にあてる。


とりあえず書いていくことから、育てていく


物語は、自分の想像通りにコントロールをする


ことは難しく、今回近田先生が想定よりかっこよくなりすぎました。


作家の有川浩さんが、ご自身の作品の後書きで


キャラクターがそうなっていく。と書かれていたことが忘れられません。


当時の私は、自分の頭で構築される物語のキャラクターが勝手に動き出すというイメージができませんでした。


有川さんの手のひらで転がせなくなるとは、どんなことか?意味がわかりませんでした。


今はそれがわかります。


もちろんアマチュアの私がそれに同意するのは
失礼かもしれませんが、それはまさにそうとしかいえない!と実感を強くしたのが今回の創作でした。 


私の物語でありながら、私の制御が効かない。
アクセルは物語に宿っている。


それが、自分自身を奮い立たせました。


自分が誰よりもこの物語を楽しもう。


そのことに忠実に取り組んでいたら随分と時間がかかりました。


結果、8ヶ月かかりました。


自分が中学生だったこと。


自分が水泳部だったこと。


自分が生徒会活動をしたこと。


自分が恩師の結婚式に参列したこと。


その全てを肯定して、今ここにいることを


感謝できる創作になりました。


お話はフィクションです。


散りばめたノンフィクションは調味料でしか


ありませんが、スパイスとして効果的でした。


スパイスに頼りすぎないことに注意もしました。


また、この作品には、くまさん、着ぐるみさん、微熱さんにご参加いただきました。

私の気まぐれ更新に、そっと寄り添い、それぞれの作品を提供してくださいました。


教室のような雑多で混濁して、それでいて、
みんなが際立つような作品になれば良いと
思っていました。


みんなが違う。みんながいる。


そのことに私は随分と甘えて寄りかかりながら
書き終えることができました。


伴走してくれた御三方には感謝しかありません。手を上げてくれてありがとうございました!


この、先生、私を卒業させます。は、卒業というゴールをスタートと捉えた作品です。


人生は区切れない。ゆるくダラダラと続いていきます。


そのため、余白を残し、伏線を回収せずにそうっとしたものもあります。


人生は、全ての答え合わせなどできないから。


それでも、その種がこぼれてまたお話の花を咲かせる下ごしらえは残しました。


また、スピンオフという花が咲いたら。


花が咲いたよ、見にきてね。と誘いにいきます。


お付き合いいただき本当にありがとうございました。

#note
#後書き

お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。