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◆主人の設計事務所 R.E.A.D. & Architects にて見習いプランナーhttp://read-arch.co.jp ◆ライター再修行中(インテリア、子育て、建築など。御依頼はツイッターDMまで)◆建築オタク15年 ◆家のことインスタ→ @ayy.abs

『正しい』は、正義なの? 祝婚歌から学ぶ正しい取り扱い方

自分にとっては、疑いようもない『正しい』ことを言うことで、知らないうちに子どもを傷つけているかもしれない。
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吉野弘さんの『祝婚歌』と言う詩にこんな一節がある。

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい  祝婚歌/吉野弘 より

夫婦のあるべき姿として有名なこの詩は、2015年にNHKのクローズア

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星野富弘の詩に想う、クリエイターの哀しみ

**二番目に言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに耐えられないから
絵を描くのかも知れない
うたをうたうのかも知れない
それが言えるような気がして
人が恋しいのかも知れない **

**  むらさきつゆくさ /星野富弘 **

この詩は、多くのクリエイターの心を代弁していると思っている。

デザイナーも小説家も建築家も、多くのクリエ

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絵本の余韻

息子の小学校で、読み聞かせボランティアをしている。
授業前の朝読書の時間に、選んできたおすすめの本を読むのだけれど、子ども達のためと言うより自分のためにしている事。

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絵本を読んでる時の子供達の表情が、凄く愛おしい。

真剣な眼差しで食い入るように聞く子、入り込みすぎて口をポカンとあけてる子、物語が展開するごとに「わぁ!」とか「うそ!」とか心の声がでちゃう子、ちょっと怖い場面で、ついお友

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『私は、ただのおばさんだから』は、もうやめようと思う

社会で活躍している友人を前にすると、つい 『私はただのおばさんだから。』と口走ってしまう。

これは、相手を凍りつかせる禁句だとわかってる。 でも、劣等感に耐えきれずについ出てきてしまう。

この言葉は、一時的に私を楽にしてくれる麻薬だ。

ようするに私は、ブランク・コンプレックスを拗らせてしまっている。
(そんな言葉があるか知らないけど)

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私の職歴を簡単に説明する

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息子が運動会で教えてくれたこと

忘れられない運動会がある。
いくつ歳を取っても、毎年この季節になったら思い出すのだと思う。

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去年、当時6歳だった長男にとっての幼稚園最後の運動会だ。

長男は、鈍臭いところがあり運動は苦手、人見知りで、休み時間の定位置は砂場。慎重で、少し自信なさげな子だった。

彼にとって運動会は、憂うつな行事であり、親の私にとっては、応援しつつも些細な成長を微笑ましく見守る行事だった。

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日本の美の正体とは? 建築の日本展で感じた事

ミニマル、シンプル、機能美、侘び寂び...
そんなキーワードで語られる日本の建築。

それらの言葉は、日本の美 の重要な要素として世界中で語られたりするけど、日本の建築の美しさとは、それらのキーワードではまだ語り尽くせないものがある気がしていた。

会期終了間近の建築の日本展は、平日と言う事もあり半数は外国人観光客。
少し誇らしい気持ちで展示を見ていると、伊勢神宮の模型に目が止まった。

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