ひかりのどけき

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく シングルママン

ひかりのどけき

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく シングルママン

マガジン

  • なかったはずの人生

    きれいなものに見惚れていたら 迷子になりました。 自分が迷子だと気づいたときから 壮大な、よりみちになりました。

  • 立派じゃない方のシングルマザー

    未婚シングル、かわいい娘がひとり。

最近の記事

生きろと言われている

お金の話。 不思議と充分足りてる時もある。 だけど 理性じゃ、どうにもできなくて 蓄えも全部放出して マイナスになってもとまらなくて 行くとこまで行っちゃう時がある。 理屈ではなく、 強制的にリセットさせられる。 わたしは 地味な見た目に反して、 振れ幅が大きい人生だ。 なにもない、 わたし、 ピンチ、 大ピンチ… ってなった時に鳴る一本の電話で また 救われたことを知る。 この世も わたしの人生も、 頭で考えてコントロールできるものじゃない。 ただ

    • アフターのほうにいる

      いまは ビフォーアフターの、 アフターの始まり コロナはやっぱり、全てをかき混ぜてサナギにした。 わたしはアフターの世界を生き始めている。 思い出がたくさんある。 なんだか昔の写真の中のわたしは 無邪気で可愛く見える。 ずっとそれが続くって思っていた、 ごちゃごちゃしたままで たくさんの人に揉まれて 芋が洗われるように忙しくてほとんど感じてなくて。 でも幸せだよね、って何も知らないままいつか人生を終えるんだって思っていた。 いまのわたしもじゅうぶん忙しいけれど

      • 護られてる

        護られていると思う。 ちゃんと息ができてる時は、感じられるのに 普段は 自分ひとりで戦っている気持ちになる。 そんな自分をとても傲慢だと思う。 わたしがすべきことはなんだろう? 難しいことはさておいて ちゃんとここにいること 自分を保ってここにいることなんじゃないのかなあ。 わたし、ここにいるなあ 護られてるなあ っていつもこの感覚、忘れないようにしたいなあ。

        • それでも這い上がる

          子供が産まれてから私が一番恐れてきたのは、 子供の発熱だった。 仕事を休めないし、 半休など自分の都合に合わせて融通を効かせることもできない職場のため、 とにかく困るのだった。 子供も心配だが、 なにより仕事との融通が無理過ぎて毎回追い詰められる。それが来ることにとにかく怯えていた。 もっと言うと、毎度毎度その度に 人の冷たさ、周囲の理解の無さ、 人間としてではなくロボやただのコマとして職場のソコに配置され働きつづけるしかない自分の実は奴隷的な状況っていうものを突き付け

        生きろと言われている

        マガジン

        • なかったはずの人生
          2本
        • 立派じゃない方のシングルマザー
          48本

        記事

          餞別の味

          去っていく人がくれたのはお茶だった。 どこもはみださない、清潔な人だった。 なにも押し付けない、品のいい人だった。 変わったのは 時代の方だった。 彼女はきっとずっと変わってない。 等しく真面目であった。 ただ、 この余裕のないご時世に、 そのやり方が周りをいらいらさせるものになってしまった。 周りとペースが合わなくなった。 「無駄が多い」「遅い」 これまで大丈夫で、確かに皆の役に立ってきたやり方が、 いつのまにか、非難の的になっていた。 彼女が去

          ケチケチ生きてんなぁ

          ケチケチ生きてんなぁと思う。 というか予防線を張らないと無限に都合よく吸い取られるからだ。 優しくすれば優しくしてもらえるのが普通だったけど、どんどん便利に使われるようになり、吸い取られ、フォローはせず、 いざとなったら平等の名の下に槍玉にあげて追い詰め追い出すことをやっちゃうまでになった。 皆んな余裕が無いのだ。 こんな世間に誰がしたんだい本当に。 声の小さい者、 説明するのが苦手な者、 立場の弱い者、 生きていける隙間が無くなっていく。 その人たちにも担って来

          ケチケチ生きてんなぁ

          うすうす気づいてたのに無理してたことを気づかせてくれる©よ

          小さい子供がいて、 その子中心の生活を送っている私に対して、 時間を奪おうとしてくる人って一体なんなのでしょうか… 子供に会いたい的なことを言って会いに来て、 愚痴聞く羽目になることがけっこうあって…。 子供に会いたい気持ちも本心ではあるようなんだけど だからこそなおさら厄介なんだよなあ。 わざわざ同じ時間を過ごさなきゃいけない意味がわからない。 子供の前でなぜ愚痴を聞いてやらなきゃいけないのかわからない。 実際相手を前にすると無下にできない断れないわたしが

          うすうす気づいてたのに無理してたことを気づかせてくれる©よ

          あのとき死ななかったから生きている

          高校2年生のとき学校に行けなくなった。 修学旅行で班を組んだ3人グループの中で、仲間外れにされたことがきっかけだった。 たしか小学校高学年くらいのときにも似た空気を感じて怖くなったことがあった。 「どうやら女子というものには何かルールがあるらしい。しかし私にはとうてい理解ができないルールである。それに気づかないでいると、なにやら粘着質なエネルギーを向けてくる女というのがいる。」 京都に行った修学旅行、 私が彼女の気に障った理由として大きく2つ(後々人づてに聞いた)。

          あのとき死ななかったから生きている

          言い切る

          歯切れの悪い言葉、 ~かもですねみたいな言い回し、 断言しない言い方のバリエーションが増えた。 それは、断言してしまうと上の都合や機嫌で窮地に立たされる経験を繰り返してきたから身についた戦法だった。 そもそも仕事量に無理がある上に、上の言うことがコロコロ変わる、 お客さんへの建前と、本音。それを調整してから現場に下ろしてくれればいいけれど、両者を現場の人間にぶつけて、調整までさせたうえ、何かあった時に責められる役目まで担ってもらおうとする甘えん坊お上。 ただ「Ma

          立派じゃないシンママのステイホーム

          ステイホーム‥ 3歳の娘がYouTubeにどっぷり浸かっているが、 お陰でボキャブラリーがものすごく増えている。 子供は数ヶ月でもめちゃくちゃ成長するもんだから、 この1カ月間でしっかり色々吸収して自分の物にして行ってる感じが見てわかる…。成長してる!! おやつの時間を教えてみたり、ひらがなを教えてみたりとか、数えてみよっかとか、ぜんぶ気まぐれタイミング(宇宙タイミング ©プリミさん と言ってもいいかしら?!)でだけど、ゆるくやってみたりしている。 たいしてやってな

          立派じゃないシンママのステイホーム

          メンヘラとして

          私はメンヘラだ。 コミュ障でありメンヘラだ。 いい年こいて、痛いなと思う。 いつかメンヘラじゃなくなるんだと思って生きてきたが、 最近調子良いじゃん、私生まれ変わったのかも!!と何度も何度も希望をもつものの 期間の長さや落ち込みの深さに差はあれど、 またいつの日かメンヘラモードに陥り、 「私って結局こうなんだ‥」と自分に失望する。 原因はいわゆる幼い頃の愛情不足、 子供時代になんかしらんけどむやみに厳しくされ続けたこと(親が一生懸命だったのは勿論知っているし今となっ

          メンヘラとして

          やっと、始まる

          私はずっと恨んでいた。 子供の父親を。 こんな事、話したことも無かったし、 加えて自分の気持ちの表面上にも上らないようにしていた。 「全然大丈夫、感謝している。 うまく付き合って行く事については全て失敗したけれど、元気で生きてくれてたら良い。 大変な部分は、全部私が背負うから。」 この気持ち(これもまた本心の中の一つで、嘘ではないところが厄介なポイント)だけにフォーカスし、怖い自分に蓋をして。 恨みに自分が取り憑かれないように、 喰われてしまわないように必死だった。

          やっと、始まる

          執着

          執着のなにが厄介かっていうと、つまりは基準が自分の内じゃなく、外にある状態だからだ。 自分以外のものに基準を置き始めるときりがないし あっちを立てようとすればこっちが立たずで さまよい続けることになる為不幸のはじまりであると言える。 自分を巧妙に騙して、執着してることを自分に隠しながら執着し続ける、、 そこまでして何故? ってそれは、 もっと隠したいものが奥にあるから。 <例> ・自分はダメだという気持ち (社会人として、女性として、、、) いつもひとり

          どうしてここに生まれてきたんだろう

          苦しくて 悲しくて 1人じゃ背負いきれないほど それをようやく 手放しに。 もう一回 やり直しに。 私の名前というタイトルで、 1冊の本を書く。 実験の記録であり、 長い詩であり、 曲であり、 お経のような、 誰が読むのかわからないが、 とにかく私という体感を、いつか全部が終わったら、持ち帰ろう。 苦しみ 悲しみを、ぎゅっと握った手が解けたら そのときはきっと愛の為に祈り、 そっとこの命を閉じよう。 いつか終わりは来る。 だから今日を生きよ

          どうしてここに生まれてきたんだろう

          お伽話の続き

          宇多田ヒカルと椎名林檎のコラボ曲で 二時間だけのバカンスと言う曲があるのだが 不倫などしなくとも 充分わかりすぎるほどわかる。 このどこにも居ない感じをよく、曲にしてくれたと思う。 自分が一回死んだ感じ。 PVの浮遊感とどこでもない感じもしっくり来すぎて 何で私の悲しみがわかるの? と問いたい。 お伽話の続きなんて 誰も聞きたくない そうなんです。 縁あって子を授かり、 幸せに暮らしましたとさ。 それ以上聞きたくないし見たくない。 そうなんです。 自分のバカ

          お伽話の続き

          順番にやるっていうセラピー

          順番どおりにやるのが好きだ。 急がないのがコツ。 それが何より私を落ち着かせる方法だ。 本当はそうなのだ。 そんな自分を解っているつもりでいた。 しかし現実は、 順番をすっ飛ばし、 あとからハラハラ落ち着かない気持ちでつじつま合わせをしてることばっかりだ。 思い出してみよう。 そもそも私は、 大学生って、在学中から就職活動をするもんだと全く知らずに大学に入学した(どんだけ)。 入学後、ちらちら話は聞くけど全く理解ができずにほとんどわからないまま四年生になった(笑えない

          順番にやるっていうセラピー