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これまでで一番のチャレンジ

芸大時代にピアノ教室を立ち上げたことです。
演奏技術は高くないので、教えることならできるかもしれないという好奇心からやってみたくなり、ネットで調べながら、手探りでいろいろと試してみました。

ホームページ作成

まずは生徒を募集するためにホームページを作成しました。
知識もお金もないので、無料で簡単にホームページが作成できるというjimdoを利用することにしました。手順に沿って作成することであっという間にページが完成しました。

アクセス状況も見たかったので、忍者ツールズというのを使って訪問者数や属性の分析をしていました。


ピアノ教室の名前はSEOを意識

どこかでSEOを意識せよというワードを見て、ネットでピアノ教室を検索するときどんなキーワードを入れるか考えてみました。

大人の趣味層を対象にしたピアノ教室だったので、
「大阪」「大人」「ピアノ教室」「趣味」
こんなワードがひっかかれば、対象の生徒が見に来てくれるかもしれないと、そのままピアノ教室の名前にしました。

大人のピアノ教室 Piano colon

colonは当時飼っていた愛犬です。

そうすると、最終的に検索1ページ目に私のホームページが出てくるように…(今は削除しています)

ブログもマメに更新していたからか、検索上位になったのはびっくりしました。

問い合わせや体験レッスンの申し込みが入り、嬉しかったのを覚えています。

ピアノ教室紹介サイトへ掲載依頼

ピアノ教室を紹介してくれるサイトが複数あったので、掲載依頼をしそこから生徒を紹介してもらうこともありました。
地域の習い事を紹介するページもあったので、そこにも掲載を依頼したり、見てもらえそうなところは片っ端から載せてもらいました。

自作のチラシを作成し、掲示依頼

チラシも作ってみました。ちゃんとしたソフトもなかったので、元々入っていたアプリを活用して、自分の顔写真やピアノ教室詳細とホームページのURLを載せて家のプリンターで自作しました。

商店街、保育園、お店、地域の子ども会の会長さんの家へ行って地域の掲示板に掲示させてほしいと営業しに行ったり…
結果、一部のお店や商店街に掲示してもらえることになりました。
営利目的のチラシはお断り!というところが多く、交渉が難しかったです。

生徒がパラパラ集まるように

ホームページからが9割でした。こんな素人のホームページから来てくれるんだと驚きました。
体験レッスンを受けてもらって、気に入ったら正式に申込みという流れで少しずつ生徒を獲得していき、多いときは月に7人程度教えることができました。

個人だからできることをやってみた

大手教室では決まったカリキュラムがあり、指定の教材を購入したり、資格の取得、時には楽器の購入が必要な場合もありますが、個人の場合は自由にできます。
私がやりたかったのは、一人一人に合わせたオーダーメイドのレッスンでした。

・楽譜がない曲を弾いてみたい
・オリジナル曲をピアノアレンジにしたい
・弾き語りがしたい
・結婚式で演奏したい(カラオケ音源も作ってほしい)
・アニメ曲を弾きたい
・保育士の試験対策がしたい

運指練習をして、簡単な練習曲をして、それからやっと好きな曲という流れが一般的ですが大人は仕事もあり練習に時間をたくさん費やせないですし、趣味としてやるなら、練習ばかりだと続けるのが苦痛になると思い、思い切ってそういうのをとっぱらって生徒が弾きたい曲だけ、やりたいことだけにしました。

初心者の方ばかりなので、譜読みや運指は曲の中で教えてじっくりとレッスンしました。

練習する中で、かたちになっていくところは何とも言えない充実感を得ることができました。

就職しないの?という親の気持ち

安定しないピアノ講師の仕事。大学在学中に就職できず、卒業後もピアノ教室を続けながらアルバイトで食い繋いでいました。そんな娘を心配した父親が、「企業に就職することは考えないの?いつまでこの生活を続けるつもり?」と心配しました。
正直食べていくのは難しかったので、残念ですがピアノ講師の道を諦めることに。

クリスマス会でラストレッスン

就職することを生徒に伝え、最後にカフェを借りてクリスマス会をすることにしました。

少人数でしたが、個々で練習したことを発表したり一緒にご飯を食べたり、外国人のオーナーがセッションしよう!と言ってくれて、エルトン・ジョンの曲を弾いたり思い切り楽しみました。

改めて音楽の楽しさを感じて、とても名残惜しかったですがピアノ講師としての自分はここでおしまいになりました。

また違うかたちで役に立ちたい!

結婚して、子育て中(春に2人目出産予定)ですがまたピアノを教えたいという気持ちが高まってきています。平日はフルタイムで仕事もしているので、がっつり対面で教えることはできないけど、何か方法はないかと考えた時にココナラというプラットフォームを見つけました。

コンテンツを作ったものの、まだ1件も売れず…
また試行錯誤してみます。

今日のテーマはここまで。

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