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本文をコピペるだけじゃ合格解答にはならない。じゃあどうする?

中小企業診断士に合格するために求められる理想的な解答(2次試験)とはどのようなものか、100%理解している人はきっといません。

得点開示こそされるようにはなりましたが、何に何点入っているかが明確になっていないからです。

しかし、

中小企業診断士2次筆記試験=中小企業診断士(コンサルタント)として活動できる人を見つけるための試験

であると考えると、少しは解答の方向性が見えてきます。


2次筆記試験で解答すべき内容

診断士活動をしていくと、2次筆記試験で解答すべき内容は、

・診断(現状分析)
・問題点・課題の提示
・助言(改善提案)
・期待される効果

の4要素に大きく分けることができると、実感できます。

なぜなら、診断士に相談しようと思う中小企業の社長は、今までもそれなりに色々な策を講じてきた人だからです。

そんな人が相談するのだからこそ、

客観的な現状分析の上に浮き彫りになった問題点・課題を指摘し、期待された効果とともに改善等の助言提案をしなければ、納得感が高まらないからです。


現状は問題本文(与件)に書いてあるが…

診断士2次試験は社長にヒアリングできません。

その代わりに問題本文(与件)が存在します。

つまり、問題本文(与件)は社長が中小企業診断士に話をしている内容そのものなのです。

ですから、解答に使用する現状分析部分は問題本文(与件)からコピペしてくる必要があります。

しかし、それだけでは、問題本文(与件)に記載されていない

・問題点・課題の提示
・助言(改善提案)
・期待される効果

に応えることができません。

では、この3つに応えるためには何をヒントにしたらよいのでしょうか。

それこそが、1次試験対策で勉強する知識(1次知識)です。

診断(現状分析)以外の部分を1次知識をフル活用して解答に盛り込むことにより、私情をはさまない客観的な内容になります。

この私情をはさまない客観的な内容こそが、診断士2次試験における解答の方向性なのではないかと考えます。


私のブログでは普段ここまでしか書きませんが、ここは「note.mu」。

ここから先では、私が実際に試験本番(H25年度試験)で作成した内容をオープンにさせて頂きます。

私情をはさまない客観的な内容の一例(多分…)のヒントになれば嬉しいです。

※ちなみに、設定した金額は、私が受験勉強中によく飲んでいた缶コーヒーの値段です※

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