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チハヤ:オリジン@名古屋

注意   チハヤは6年間名古屋在住歴があり、名古屋出身ではありますが、何しろ数十年ぶりの名古屋弁なので、相当あやしいです。ごめんなさい。


名古屋に行ってきたんだわ。

子どものころは引っ越しばっかでしょう、出身地を聞かれるといっつも困っとったで。
いろいろ調べると、思春期までに一番長く住んどったところでいいみたいなんだわ。
だから、私の出身地は名古屋。

それから福岡に引っ越しして数十年はたっとるけども、いまだに博多弁は下手くそだし、私のイントネーションは西とも東ともつかない、変な抑揚がついとるもんだで、名古屋人と名乗るのがほんとかもしれん。

ヘッダーの写真は名古屋駅前で撮った空の写真。

下の写真は晴れた日の福岡の写真。
ちょっとくらべたってちょ。

朝の太宰府天満宮

空の青さが全然違うでしょー。水蒸気や黄砂など大気中の超微粒子の量の違いだと思うけど、わっかーせんがね。(わからないですね、の意。以後、普段の感じに戻します)


一般に南にある九州は青空!というイメージだと思うけど、私に言わせると、
日本というのは南北よりも東西の違いが大きい国で。

福岡は日本海側、つまり西側。
名古屋は太平洋側、つまり東側。

名古屋の方が太平洋側で大陸の影響も少なく、水蒸気も日本の背骨たる山脈に遮られ乾燥ぎみ。
だからこその青空だと思うんです、どうですかね?

空の青があんまりきれいだから、旅の間中、空ばかり見ていた。

私にとっては、当たり前ではない空。


観光もしたんですよー。

豊川稲荷。


日本三大稲荷のひとつ。


だいぶ静岡よりで、遠くてびっくり。名古屋駅から昼過ぎに出発したのに、到着した時にはもうお守りは買えない時間になっていて。
とてもキリッとした、素晴らしい場所だったので、また近いうちに必ずうかがいます、と心の中でご挨拶して、退出。

出てすぐに、稲荷寿司のお店を発見!


わさび、シンプル、五目の3種類。注文を受けて作ってくれます。

稲荷寿司の発祥地らしく、本当においしかった。

翌日に熱田神宮。


神宮造のお宮

三種の神器のひとつ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)をお祀りし、皇室にゆかりが深いということか、
伊勢神宮にとてもよく似た雰囲気だった。

熱田の杜(もり)といわれる森林が周囲にあり、とても気持ちいい場所。


熱田神宮に参詣の際は、本殿にお参りするだけでなく熱田の杜も散策してほしい。


翌日は、岐阜県の多治見市モザイクタイルミュージアムへ。


かまど
台所の流し台


風呂と洗い場


アーティスト、と呼ばれるわけでもなく、もちろん、名前が残るわけでもない仕事にこれだけの美的感覚を発揮した職人さんたちの偉大さ。


ご当地グルメ。

熱田神宮の中で食べたきしめん。

うどん圏の私にとってはしょうゆ黒いお出汁。

名古屋に行きたい!というモチベーションの40%はこれがどうしても食べたいから。
山本屋本店の味噌煮込みうどん。

おいしすぎて、うれしすぎて、汁を全部飲みました。八丁味噌バンザイ!

それから、お土産。


私にとっては、一番うれしい写真。
名古屋市地下鉄東山線の路線図。


もとの家の最寄り駅、たくさん遊びに行った街の駅、大好きだった男の子が進学した学校の最寄り駅、念願かなって合格した高校への通学で利用した駅。
11歳から16歳、たった6年だったけど、今の私を育ててくれた街の路線図。


文化華やかな京都、才気煥発な大阪に比べて、田舎だ、地味だといわれがちな名古屋。

食べ物は安くて美味しいし、気候はよいし、実利を重んじる土地柄が魅力的。

人からは、ちょっぴり野暮ったく、パッとしないと言われても、自分がよいと思うものを大事にして追求していく、
職人、技術者の街だと思う。

そんな名古屋らしさは、私自身の中にもしっかりと根づいている。
名古屋の旅は、自分の原点「オリジン」に出会う旅だった。

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