約10年前のクリスマス、ライブ会場での一期一会ストーリー

ずいぶん前のことだけど忘れたくないので書きます。

この日は一ヶ月前からチケットをとって楽しみにしていたハラカミレイのライブでした。

日本科学未来館という博物館でのライブであり、そして最新鋭のプラネタリウムの鑑賞券付のチケット(音楽ハラカミレイ、ナレーション原田郁子)はたった2分で売り切れたそうで、運良く手にいれたものでした。

この日私は日本橋からお台場のほうへ行くので午後6時半ごろ仕事を終わらせて片付けを始めていました。

機嫌よく片付けていたそのとき・・・

上司が声をかけてきて、今この時間、金曜の夜にやらなくてもいいような仕事を持ちかけてきたのです。

すぐに言われたことを終わらせようと思ったのですが、やっている最中に上司の長~い長~い話が始まり、すっかりつかまってしまいました。

そうこうしている間に時計の針は どんどん進んでいき、気づいたときにはもう、プラネタリウムの開場時間だったのでした。プラネタリウムは諦め、ライブのみを見に行くことにしました。ひさしぶりに人を憎いと思いました。


急いで会場へと向かいました。会場はお台場付近。

ゆりかもめからの夜景がきれいで少し気分がまぎれました。

日本科学未来館は毛利衛さんが館長をつとめる博物館で、普段はアシモなどが展示されているそう。近未来的な建物です。

とりあえず、荷物をコインロッカーに入れようと思い、ロッカーへ行ってみたものの、遅い時間だったのでほとんどが使用中。

やっとの思いであいているひとつを見つけて、お財布を開けたところ、百円玉がない・・・

ほんとついてないなーと思いながら、ミュージアムショップへお金をくずしに行きました。

絵葉書を一枚購入して戻ってきて、ロッカーをがちゃがちゃやっていると、ひとりの女の人が現れました。

彼女は私以上に大荷物で、あいているロッカーを探しているようでした。

あいているロッカーがなさそうなことはわかっていたので、「一緒に入れますか?」と声をかけてみて、ロッカーをシェアすることになりました。

ロッカーの鍵はひとつしかないし、会場ではなればなれになるとまずいということでお互いの意見が一致し、一緒にライブを観ることになったのでした。


その女性は普段は会社員だそうで、Kさんというお名前でした。目鼻立ちのはっきりしたきれいなかたです。

会場は二階まで吹き抜けになっていて、窓側は一面ガラス張り。天井には大きな地球。(全面液晶画面で覆われた球体に、地球の映像が映し出されている。宇宙から見た地球のような感じ)

その頭上の地球に何か映像が映るのだろうと思って注目しまくっていたのに、ずっと地球の映像ばかりで何も変わらなかったのが期待はずれでした。。。


そんななか、ライブが始まりました。

序盤はハラカミ氏がそのプラネタリウムのために作った曲を中心に、ゆったりとすすんでいきました。


そして、ハラカミ氏が「この曲を成功させるために今日来ました」と言って始まったのが「joy」


大学の学園祭で初めてこの曲を生で聴き、からだが勝手にふわふわ動く感じでとても気持ちよかったのを思い出しました。

そして、ライブも終盤というときでした。

突然会場の照明がおち、壁一面に無数の星が映し出されたのです。


きちんとしたプラネタリウムは見ることができなかったけれども、これで十分と思ってしまうほど。

星の数に圧倒されました。

そんな満点の星空もとで聴くハラカミ氏の音はまた、格別でありました。


楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、ライブ終了となったのですが、Kさんとステージの前に設置されていたプラネタリウム(MEGASTAR-Ⅱcosmos)の投影機を見に行きました。まるっこくてもろ、R2D2でした。


そしてKさんと別れるとき、「クリスマスだから…」と言って彼女が渡してくれたのがクリスマス・クッキーでした。

なんと友人のために焼いていたものを私にくれたのです。

家に帰ってあけてみると、かわいい!思わず笑みがこぼれてしまうようなクッキーでした。

おわり

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ayame

嘘みたいな本当の話

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