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わたしは3日坊主なんかじゃない

「わたし、3日坊主やから……」

何かを始める度に、そんな言い訳をしていた。
言い訳というか、3日坊主だから、そもそも何かを継続させようって思ったことすらほとんどなかった。

だって、続かないってわかってるんだもん。

何かを継続しようとしたところで、自分が3日坊主だってことは、言わなくてもわかってるんだもん。わざわざ挑戦しなくっても、どうなるかの結果なんて、明白なんだもん。


「作文苦手なんやから、毎日日記でも書いてがんばりなさい」って親から渡された日記帳。学生時代、何冊ノートを渡されたのかわからないけれど、どのノートも最初の数ページだけちょろっと書かれていて、残りは全部白紙。やろう!って始めても、結局は途中でやる気がそがれて、続かない。

夏休みの宿題の1行日記も、最終日に半泣きになりながら夏休みを一気に振り返ってとりあえず埋める作業をしていた。

たった1行ですら書けなかった。毎日続けるということが、わたしは壊滅的にできなかった。


「わたしは3日坊主だから」と自分が思い始めたのが先なのか、親に「あやめは3日坊主やからな」って言われたのが先なのか。どちらなのかはわからないけれど、とにかくわたしは「自分は3日坊主だ」という、先入観にとらわれまくっていた。


「自分は〇〇な人間だ」っていう思い込みって、良くも悪くもすごく効果のあるものだと思っている。「わたしなんて〇〇できない」って思っていれば、それは多分一生かかってもできない。「3日坊主だ」って思っていれば、どれだけ頑張ったところで継続なんてできない。

何かを始めるにあたって大切なのは、マイナスな先入観を自分の中から取り除いてあげることなんだと思う。

先入観や思い込みを変化させることって、簡単なことじゃない。昨日と180度違う行動をとっていたり、違う話をしていたりすれば、そりゃ周りからつっこまれるに違いない。


それでも、それに負けない自分の強い意志を持てるのか。それが重要なんじゃないかな。


過去の傾向から見て「あなたは3日坊主だから、どうせ続かないよ」と言われたとき、「そんなことない!」と自信を持って言える力は、どのくらいある?「絶対続けられる!」「今までのわたしとはちがう!」と信念を持って言える強い気持ちはどのくらいある?


自分自身にとっても、周りから見た自分の印象という観点においても、マイナスの先入観を取り除くのは、本当に難しい。

でも、そんな難しいことを取り除いてまでして、やりたいことがあるのなら、挑戦する価値はあるのだと思う。


わたしにとって、そこまでしてやってみたかったことが「毎日書く」ということだった。


「3日坊主」という自分自身にかけていた呪いを解いて、「継続できる」自分になるために過ごしてきたこの1年は、決して楽なものではなかった。
でも、ちゃんと「毎日書く」ことが習慣化されてきた今のわたしのこと、わたしは結構好きだったりする。


だからこれからも、わたしは自分の意思を持って「毎日更新をやめる」と決断するその日まで、これからも変わらず書き続ける。



今日もおつかれさまでした。





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