人間関係って、すごくすごく難しいなって思う。

恋人同士も、夫婦でも、親友でも、どれだけ親密な関係であったとしても、他人だから。同じように育ってきたわけじゃないから。

今までしてきた恋愛も、築いてきた友情も、働いてきた環境も、みんなそれぞれの背景があって。

わたしにだって黒歴史だなって思えることはそりゃあるし、全ての過去を容認できるわけではないけれど、そんな過去って違いはあれどみんな抱えているもので。

目の前のあの人も、隣に座っているあの人も、遠くにいるあの人も、大切なあの人も、それぞれ違ったバックボーンを持っている。

だから、自分の考えが当たり前だと思って押し付けるのはよくないんだと思っている。

いくら、自分の考えが絶対に正しい！って思っていたとしても、それはあくまでも自分の中だけの話であって。自分の中の当たり前って、きっと誰かにとっての斬新な考えなのかもしれない。

だから、相手が何を望んでいるのか、どんなことを考えているのか、ちゃんと考えて行動できるような人になりたいなってすごく思う。

人材業界という、人と関わる無形サービスのお仕事をしている中で、様々な方の転職に携わってきた。たくさんの転職理由の中でも、わたしが特に印象に残っているのがひとつだけある。

「人が信じられなくなったから」

人材業界で働いている人にとっては、きっと、分かる部分があると思う。わたしも、わかるなって思う。
可能な限り、信じたい。誰かの想いだったり、言ったことを、わたしも無条件で信じたい。
でも、そうはいかないビジネスをしているからこそ、人の言っていることはすぐに変わってしまうということを日ごろから経験しているわたしたちだからこそ、何かの保証や、確証がなければ信じられなくなってしまう。昨日まではAって言っていた人が、今日は平気でBって言っちゃったりするからね。（いつぞやのミナミの帝王で萬田銀次郎が「口約束も契約や」って言ってたのに！）（大事な場面でうかつに思ってもないこと喋ると大変なことになるね）

可能であれば、誰のことも疑いたくないって思うし、無条件で人のことを信じたいって思う。思うんだよ。

だからこそ、まずは自分自身が信じてもらえるような人でありたいなって思う。

無条件でわたしのこと信じてください！なんてたいそれたことは言えないけれど、この人になら任せても大丈夫だな、とか。信頼できるな、とか。そう思ってもらえるような信頼性って、すごく大事だと思うから。
（書きながら今までの自分振り返って、全然信頼に値する自分じゃない……って絶望してる）（これからがんばる）

信頼って、大事だよね。本当に。

自分の考えを押し付けるんじゃなくて、相手が何を考えているのか、何を求めているのかに、ちゃんと想いを馳せられる自分でありたい。

相手をコントロールしようとするんじゃなくて、より良い方向に進んでいけるように、サポートできるような自分でありたい。

そして、信頼してもらえるような自分でありたい。

シンプルだけど、大切なことだと思う。

今日のnoteは、自戒の年も込めて。

今日もおつかれさまでした。

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